写画へのいざない

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宮本武蔵

2007-07-04 20:48:59 | 愛読書より

   ・・・初めて小説らしきものを読んだのが、この「宮本武蔵」である・・・

 中学3年の夏休みに、クラスに数冊あった図書の中から読みたいものを選び、その感想を書くよう宿題があったためである。

 そんなきっかけのためか、又は、読解力が不足していたのか、感想として書いた内容も覚えていず、また、事実 印象としても薄く、「宮本武蔵」という名前と長編小説を読みきったという実績だけが残った。

 その後、30も後半ごろか、通勤の行き帰りに読書するようになり、最初に選んだのが、吉川英治の、この「宮本武蔵」であった。

 昭和11年に朝日新聞に掲載され、新聞小説として読者の反響はすごかったらしいが、今日まで多くの愛読者がおり、既に古典の域にあると言えよう。

 もう、数回読み返しているが、年齢に応じ感じ方がことなり、人生のバイブルの一つとも言える。

 作品は、武蔵(たけぞう)と又八が、若い功名心に燃えて関ケ原の合戦にのぞんだが、散々に破れ、敗軍の兵として落ちのびる途中のもので、単行本の表紙 挿絵をチョークスケッチ効果を用い写画にしたもの。

コメント
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