・・・小学生の頃、憧れていた夏休みの光景・・・
両親とも東京生まれの小生は、田舎の生活を味わったことがなく、夏休み明けに友達などから、田舎での、川遊び、昆虫採りなどを聞かされると羨ましく思ったものである。
特に、作品にあるよう 取り網を片手に、汗を掻きながら昆虫を追いかける姿を想い描いたものである。
ところが、田舎の在る無しに拘らず、多くの家庭は生活に追われ、子供にかまっていられないのが現実で、我々小学生の頃の夏休みといえば、近所の遊び仲間と釣るんで近くの海で泳ぐのが日課であった。
また、帰り道 途中にある氷屋でアイスキャンデーを買い、嘗め々帰ってくるのも楽しみのひとつであった。
それにしても、泳いでいたところは、正規の海水浴場でなく、水際から5~6m先は ふかんど といって船の通り道で深くなっており、おぼれかけたことは、一度や二度ではないが、今、考えると、よく生きていられたなぁと思う。