写画へのいざない

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花札

2006-05-17 13:53:58 | 育んだ遊びの数々

 男ばかりの4人兄弟の末っ子の小生は、既に掲載済みの将棋は無論の他、この花札も含め殆どの遊びは、兄から教わる、または、その遊びを見て、小学校に入るまでに覚え、兄等、また 近所の遊び仲間と楽しんでいた。
 ただ、この花札は小生にとっては、遊びというより「賭け事」の色合いが強く、「トランプの陽」に対して、「花札は陰」で、遊び相手も兄貴など、ごく限られた者だけであった。

 花札は江戸時代に、貝覆・百人一首で知られる日本古来のカルタと、舶来の天正カルタが、組み合わさってできたとのことだが、中学校の頃までは「花札」という言葉は知らず、遊び方の名前で呼んでいたと記憶している。
 即ち、
 花見で一杯、月見で一杯の「こいこい」と、三・三 ロッャE見ずに引けの「おいちょかぶ」と、遊びの人数で決め、チップとしてマッチ棒を手元に熱中し、小遣いが増えたり、減ったりと一喜一憂したものである。
 そんな遊びも、それぞれが社会人になってからは疎遠になり、正月に家族が集まった時に行う程度になったが、親が他界してからは、それも無くなり寂しいかぎりである。

 「花札」からは,駆引き・度胸・勝負勘など多くを学んだが、今は極く偶にPCで「こいこい」を遊ぶ程度であるが、空しいものである。

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