第746話. 初夏の湖畔模様 2022.05.14

2022-05-14 23:58:34 | 花鳥風月
湖畔人です。

さて、今週も少し湖畔模様。

とは言っても、如何に近所が大自然かと言うある種の自慢話です。

もう湖畔のほとんどの田んぼは水をはって曇りがちなグレーの空を映していますが、そんな湖畔の、ここ最近の自慢は、オオルリの美声でしたが、最近は、もっと凄いのが現れました。

家の真ん前の道路沿いに植えられている百日紅、以前、葛にからまれて上の方が枯れてしまっていて、それ以来、葛から植木達を守るのが毎年の恒例行事になっているのですが、その不憫だった枯れた部分をもつ百日紅の、その枯れた幹の上の方に、なんとキツツキが穴を掘り始めて、棲み始めたのです。

在宅した日、仕事中にコンコンコンコン音がしてウルさいので、外を見ると、なんと、そのキツツキでした。
しかもシツコイと言うか、朝から夕方までずーーっとやっているのです。コンコンコンコンと。ずっと同じことをやっています。かなりシツコイ。自分と一緒です。
もう大分掘れているようで、今はオシリだけを見せて深さを追及しているようです。で、近所の雀ちゃん達にちょっかいを出されて、時々ムキになって追い払っています。コガラと言う種類のようです。
可愛らしいので、ずっと居着いていて欲しいなと思っています。
と言う、ちょっとした自慢でした。

後は雉の奇行について少し。
雉は見ていないと思って、時々変な事をしています。

何処にでもある緑色の金網のネットフェンスってありますよね。あの緑色のフェンスの上部、緑色の縁取りがあって、そこが4cm位平になっていますが、
あの上に雉はジャンプをして乗って、あの上をトコトコ歩いてるのを何度か見掛けた事があります。

別に何かに襲われているようでもないし、わざわざそんな変な事をする必要も無いと思うのですが、そうした変な事を時々しているのです。変ってます。雉。

今日は、田んぼの真っ直ぐな畔をものすごいスピードでダッシュしてました。別に何かに追われているようでもないので、多分、真っ直ぐなんで走ってみたくなったのでしょう。

自由です。雉。

では。

湖畔人


第736話. 初夏の湖畔模様 2022.05.01

2022-05-01 23:16:51 | 花鳥風月
湖畔人です。

5月、初夏と言うのに寒いですね。流石、温暖化ですね。あー寒い、寒い....。

さて、湖畔では、田んぼに水やりが始まりました。
まぁ全部じゃないけど1/3位は終わった感じですかね。
この時期の湖畔沿いの農道は泥だらけ、もう車が汚れて大変です。
この時期の湖畔は、水を張った田んぼが空を映す鏡になるので、これまでと違った雰囲気になります。今日は雨だったので、グレーの曇り空を映して一面グレーに覆われた湖畔でした。

そんな中、雉たちが鮮やかな色彩を見せています。咲き乱れる花々に負けない位鮮やかです。

でももっと凄いのがいます。オオルリです。まるで沖縄の方々が指笛でも鳴らしているかのような主張の強い鳴き声を披露しています。鶯もホトトギスもほぼ毎日鳴き声が聞こえますが、オオルリの鳴き声には敵いません。その美しさと音圧が人間並みです。でもあの美しいブルーのオオルリは、大きな木の中で泣いている事が多くて、余りその美しい姿を拝むことはできないのです。それが残念。たまには見たいですね。

最近、我が湖畔の生態系のワイルドさに我ながら驚いており、先日は、夜道でフクロウに出くわすし、他に、ハクビシン、アナグマ、イタチ(テン?判別付かず)とか色々出くわします。タヌキは日常だけど、先日猫と一緒にタヌキに餌付けしている人を見ました。もう異次元ですね。

そしてとうとうアライグマを見ました。ラスカルです。
でも特定外来生物の扱いで、防除対象なようです。かわいいんですけどね。
ダメみたいです。

では。

湖畔人


第700話.湖畔に訪れた春の気配

2022-03-06 15:07:32 | 花鳥風月
湖畔人です。

気が付けば3月も6日ですね。

昨日は春一番が吹いて、梅の花も咲き始めています。

黄砂も降ってボンネットには雨のしずくの跡が茶色くなっています。

冬の渡り鳥達も帰路につきつつあり、大好きなタゲリたちもあと少しで見納めです。

昨日はまだ湖畔でで見かけましたがね。
でももうあと少しでしょう。

残念だけど仕方がありませんね。

彼らが去るとカラフルな花の季節の到来です。楽しみです。で、同時に花粉の季節も到来となります。こっちは大変ですがね。

では。

湖畔人

第539話.花鳥風月 ハクモクレンと桜そして菜の花

2021-03-27 16:22:31 | 花鳥風月
湖畔人です。

桜が咲き始めましたね。

都内では満開の様です。

ウチの近所では、つい最近まで花木の中心はハクモクレンでした。近所の公園に大きなハクモクレンの木があって、全ての枝にみっちりとハクモクレンの花が付いており、まるで葉のように花が付いているのですが、少し薄暗くなると、白く輝くハクモクレンの巨木のシルエットが暗闇に浮いて見えていて、その偉容は神々しく、何か特別な物を見ている気分になるのです。そのハクモクレンも、この時期の主役である桜が咲き始めると、まるで主役をゆずりますよ、と言わんばかりに一気に花を落とし始め、かなり無残は姿に急変して行きます。まるでイエスが現れる前に主役だったバプテスマのヨハネのようです。桜ですが、桜の花を付けた枝は動きが柔らかく風にホワホワッと揺れていて、その淡い感じがもうこの世離れしているのです。ちょっと別格な感じがしますね。

この世離れと言えば、湖畔の土手や、畑の隅に咲いている菜の花の塊もこの世離れしている印象を何時も受けます。何故かはわかりませんが、あの黄色の花や黄緑の葉や茎の部分にはあまり陰影が感じられなくて、立体っぽくないのです。何かあの菜の花のある一体だけ陰影が希薄で奥行きが判り難いと言うか平面っぽくて、あまり三次元っぽくないのです。あの一角だけホワホワッとこの世離れしていていつも不思議な感覚を覚えます。
春はこうしたこの世離れした花達が沢山あって、何とも言えない気分にさせられています。良い季節です。
では。

湖畔人

第519話.最近の湖畔

2021-02-08 00:15:43 | 花鳥風月
湖畔人です。

もう梅もちらほら咲き始めていますね。

暖かいのか、タゲリ達も固まって過ごしている一群もいます。

タゲリ達が日本に渡来して来たばかりの頃と、大陸に戻る前の時期にはタゲリ達はグループになり、固まって過ごす事が多いのですが、もう帰宅の準備をしているのか、固まって過ごしている一群も見掛け始めています。

早いし、寂しいですね。まぁ暖かいですからね。仕方ないのかも知れません。

ここ最近は、風も強くなく、湖の湖面が鏡面化している事が多いので、美しい空の色をそのままに湖面に映すので、特に夕方の空が複雑な色彩で染められる時間帯には、湖面も同様に複雑な色彩が揺らめいていて、幻想的な世界が眼前に広がっており、それが時々刻々変化していくものですから、その刹那に圧倒されしまい、心奪われてしまう事が多いのですが、まぁそれはそれはスゴイ世界が展開しているのです。

湖畔に住む事の贅沢さを感じる事の多い今日この頃なのです。

ありがたし。

では。

湖畔人