湖畔人です。
前回の花鳥風月の話の中でも言いました通り、今は、百花繚乱の状態であって、様々な花々がそれぞれに自己主張をしている訳でして、大変賑やかなのですが、そんな中でも特に目立つ花と言うのは幾つかあるもので、今気になっているのはヒルザキツキミソウと千鳥草です。
ヒルザキツキミソウは、その名の通り昼に咲く月見草でして、お椀のような形の淡いピンクの花が風にゆらゆらと揺れる様は何かとても品があって、見ていて優しい気持ちになる癒し系の花なのです。人気があるのか色んな所で見掛けます。強い色の花々が数多く咲き乱れる中で、その独特なユルーイ存在感は独特だし大変魅力的な花なのです。
次は、千鳥草ですが、縦に沢山の小さな千鳥のような形をした花が付いた背の高い花でして、ああ言うのを総状花序と言う花の付き方らしいのですが、畑の隅とか、ちょっとした空いたスペースに何処からか種として飛んで来て育ったのか、または意図的に植えられた物なのかちょっと分かり兼ねる微妙な場所で良く見掛けるのです。この花の色は白とかピンクとかもあるようなのですが、やはりイメージなのは紫の花でして、紫の千鳥草は背も高くて風に揺れる様はとっても目立っています。ここで取り上げる花には紫の花が多いのですが、やはり少し赤みを帯びた紫色は黄緑色の葉の色と反対の色、コントラストになるので、自然界においてはかなり目立つ存在ですし、涼し気な色なので見ていて心地がよい存在ですし、まぁどうしても紫の花に注目してしまうのです。種をまく時期は10月らしいので、秋が来たら、我が家にもどうかちょっと検討してみたいと思います。
湖畔人