第318話. 気になった映画 愛に飢える人達を描いた映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』&『バイス』&『ロケットマン』

2019-10-15 01:46:29 | 気になった映画
湖畔人です。

久々に気になった映画について3連チャンでお話しをしたいと思います。
先日海外に行った際、飛行機の中で見た三つの映画が印象に残ったのでご紹介したいと思います。

まず一つ目は、ウィレム・デフォー主演の『永遠の門 ゴッホの見た未来』です。
こちらは、印象派の画家、フィンセント・ファン・ゴッホの生涯の一部を描いた映画で、画家でもあるジュリアン・シュナーベルが撮った作品でもあります。以前、"第191話. 始源の神の目に似たもの"の記事の中でも紹介した新表現主義の代表的画家ジュリアン・シュナーベルですが、彼は画業だけでなく映画監督もしており、同じ新表現主義の画家、ジャン=ミシェル・バスキアの伝記映画も手掛けていますね。

そんな画家のジュリアンが描く巨匠ゴッホの姿ですが、ゴッホと言うと、生きていた時にはその芸術が全く理解されず絵が一枚も売れなかった画家であり、精神に異常をきたしてしまい、一緒に過ごしたゴーギャンとも仲違いをし、その状況に絶望して自らの耳を切り落とし、最後は自害して果ててしまった悲しくも孤独な画家、しかし一方で死後にはその悲劇的で孤独な生涯の物語が作品とセットになって評価されるようになり、今では人類に最も知られ愛されている画家の1人になった存在、と言った感じの方でしょうかね?私も多くの日本人の例に漏れず基本的にゴッホは好きですし、彼の厚く盛った絵具を塗りたくったような画法も好きですし、彼の使う水色や黄色がとても好きで、日本の浮世絵や日本の文化に関心を示し愛してくれた事も何か嬉しいし親近感も感じますし、作品としても、特に『ラ・クローの収穫風景』や『アルルの跳ね橋』がとても好きなのですが、それでも、正直言うと彼の抱えていた狂気や悲惨な人生を知ってしまうと、何か彼の作品を印刷したポストカードやポスターを部屋に飾ると、なにか彼の抱えていた悲劇性や狂気が此方に移って来そうで、何か気が引けると言うか、正直ちょっと敬遠しがちだったのですが、でも一方で、実際の彼の本当の姿はどんなものだったのだろうか?果たして彼は本当に世間で言われているような狂った人物だったのだろうか?と言う興味と疑念が一方であったので、そうした疑念への1つの答えとしてシュナベールの描くゴッホ像がどう言ったものなのかとても興味があったのです。

この映画の中で描かれていたゴッホは、その美への妥協の無さから、また特異な画風から一般人の理解を得られず、特に凡庸で閉鎖的な田舎の方々にとっては、理解不能な彼の芸術と存在はからかいとイジメの対象にしかならず、その無理解とからかいに対しヒステリックに反応した事で狂人扱いをされ、結果、病院に押し込まれてしまう事になったと言う風に描かれておりました。そこに描かれていたゴッホはとても品格があり、理知的で冷静な美の求道者であり、ストイックであって、見た目もセンスの良いオシャレな伊出達でして、とても感じの良い人物として描かれていました。ゴッホを描くカメラの奥の視線には何か愛と尊敬が感じられ、画家としてのジュリアンのゴッホへの尊敬と気遣いが感じられましたね。そこに描かれたゴッホは狂った人物等ではなく、他の偉人達と同じように真実を求めたが故に真の孤独を味わった真実の人と言ったものでしたね。それは、ゴッホファンとしては何か救われた気分になる作品でした。これでもう遠慮なく彼の作品を部屋に飾れる事が出来る気がします。有難い事ですね。ジュリアンに感謝です。

とは言っても静かで物悲しい映画ではあったので、その後大きな商談が控えている自分としては余り気が沈んだまま海外には行けないな、と思い、ちょっとリセットを掛ける為にもう少し現世的で派手な映画を観る事にしました。そこで見たのが、チェイニー元副大統領を描いた『VICE』と言う映画です。

これも違った意味で強烈でしてブッシュジュニアが大統領だった時代に、副大統領(バイス プレジデント)の権限を拡大させる事をジュニアに約束させた上で副大統領を引き受け、陰の大統領として活躍したチェイニー元副大統領の、副大統領になる前の時代と後の時代のコントラストを描いた映画ですが、グダグダだった若者時代に最愛の嫁さんにハッパを掛けられ心を入れ替え政治の世界に入り、ラムズフェルドとの腐れ縁が出来きて、そこから若くして権力の中枢にアクセスが可能になり、段々と共和党内で力を持つように成るも、娘の一人が所属政党の受けが悪いLGBTである事が判明したり等諸々あって大統領になる事を諦めざるを得ず、政界を去る決意をし、財界に身を転じる事となり、石油関連も手掛ける巨大企業のCEOになって財も築くが、ブッシュジュニアに副大統領になる事を懇願され、それ以降は、VICE=副になる事で、VICE=悪徳にも成って行くと言う姿が描かれている映画なのです。9.11の後、未曾有の混乱を独断で沈めた彼は、テロリストに対しリベンジを開始するのですが、その一環として始めたイラク戦争でしたが、フセインは大量破壊兵器を隠し持っている、だからフセインを倒さねばならない、として始めた戦争でしたが、何時まで経っても破壊兵器など見つからなかったし、実は始めからその事を知っていたのに話をデッチ上げてイラク戦争を仕掛けたチェイニー達には背後に石油利権が絡んでいて、それがイラク戦争を彼等が無理矢理始めたかった本当の理由だった、とか、イスラムの活動家達を必要も無いのに片っ端から拉致しては拷問に掛ける事で必要の無い恨みを買い反米のイスラム国のリーダーを誕生させてしまった事等を描き、国民の無関心がこうしたモンスターの出現を許したんだぞ、もっと政治を監視し、検証せよ、そして共和党は今も昔も危険だぞ、信用するな、と言いいたげな映画でしたね。一部はきっと本当の話でしょう。でも、監督のアダム・マッケイはバリバリの左翼、民主党贔屓、オカシオコルテスと同じDSA(Democratic Socialists of America:アメリカ民主社会主義者)のメンバーですから、当然、共和党をディスる目的で描かれた映画であって、大分偏りと誇張があると見るのが妥当な見方かと思いますね。実際、オバマのバイスだったバイデンもウクライナに軍事利権があって、その繋がりで何もしていない息子がウクライナのエネルギー関連企業から多額の報酬をもらっている事が最近知られましたね。民主党でもバイス(副)がバイス(邪悪)な事をしていたのです。クリントン家だってそうです。チャイナとズブズブですし、そもそも旦那さんもチャイナマネーで大統領に当選したと言われてますしね。悪魔と言われた故マークリッチに恩赦を与えており、その黒い関係性にも疑問を持たれていたり、その闇の深さは底無しと見られていますよね。共和党だけがVICE=悪徳だなんて言わせませんよ。ねー。民主党の方も相当な悪党がゴロゴロといるみたいですね。因みにこの映画の製作者の一人にブラッド・ピットがおりますね。大変残念ですね。ブラピお前もか!って感じです。

そして最後にエルトンの生涯を描いた映画『ロケットマン』を観ましたが、『ボヘミアン・ラプソディ』と同じくゲイであり、成功はしたが孤独であり、その侘しさからドラッグと酒に溺れ破滅の道を歩んで行った人間でしたが、最後は傷付いた自分自身を受け入れ、愛する事を知り、そして実はこれまでも愛を与えられて生きて来た事に気付く事で立ち直って行くと言うストーリーでしたね。

実は三つの映画とも人に認められたくて、愛されたくてもがく人々の姿を描いた映画でしたね。愛されたい、認められたい、それが得られず辛く寂しく苦しく悲しいと嘆き孤独に陥る魂の叫びが色んな形で表現されている映画だったなと思いました。
ゴッホは唯一弟にだけは理解され受け入れられてはいましたが、基本、他人に認められない苦しみの中に生きた人生でしたね。それでも自分の真実を求める心、本当の美を求める心に素直に従って生きた真実の人生でした。映画では彼の死は自殺ではなかったと言う風に描かれており、それは言われている事とは違いますし、とても印象的でしたね。チェイニーは妻に愛され認められたくて政治の世界に入り力を付けた人間でしたし、父に認められたいと愛にもがくブッシュジュニアの心の隙を突いて副大統領の職を得る代わりに権限を拡大させ、ちょっとやり過ぎた人物として描かれていました。そしてエルトンも両親からの愛の欠如、ゲイの孤独、恋人の裏切り、愛されない存在、惨めで孤独な自分を受け入れられなくて自暴自棄になって破滅的な生き方をするも、最後は傷付いた自分自身を自分で受け入れ愛する事で見事復活を果たして行きましたね。皆、愛に飢え、愛が欲しくて、その空虚さを満たすためにそれぞれ行動を起こし、それが結果的に歴史に対し何かの成果として残っていると言うその事実に大変驚きましたし、何かとっても面白い話だなと思いましたね。世の中は愛を求める気持ちで出来上がっているのかもしれませんね。多分きっとそう言う事なんでしょう。なんか面白い世の中ですね。では。

湖畔人



第317話. 近況と世情 10月13日 ラグビー日本代表と日本人のメンタリティー、台風19号と政治、年金等

2019-10-14 00:55:32 | ★改善・変更の要る仕組み 仕来り 風潮 法律
湖畔人です。

イヤー凄い試合でしたね。ラグビー日本代表。ホントシビレました。強豪スコットランドに競り勝ちし、決勝トーナメント初出場です!スゴイ名勝負でしたね。
初トライを決めた稲垣選手も言っていましたが、台風被害で身内を亡くしたり家を失ったり怪我をされたりして気落ちをしている方々にエールを送るつもりで戦いに挑んだそうです。そうした立派な心意気が天に通じたのかホント見事な勝利でしたね。福岡選手と松島選手のスーパーカーコンビも旨く連携してゴールを決めていました。他にも沢山の見せ場がありましたが、今回は前半から死力戦だった為ケガ人も多く、韓国出身の具選手も、ジェームス・ムーア 選手も、リーチマイケル選手も堀江選手ももう怪我でボロボロでしたね。沢山の選手が途中交代をしていました。でも、交代して入った新しい選手達も死力で肉弾戦に耐え、見事な勝利をおさめましたね。ホント見事でした。
試合中、後半にスコットランドの選手達と一時乱闘かと言うような小競り合いがありましたが、田村選手、姫野選手、堀江選手等は、大きなスコットランドの選手の胸を突き飛ばし、何か言い返し、乱闘寸前でしたね。ちょっと乱暴な感もありましたが、でもその負けない姿勢は大変良かったなと思いました。アンフェアーでリスペクトに欠けるプレーや態度には、有無を言わさず、物おじせず、"それはオカシイ!"と意思表明が出来る態度は大事かと思うのです。嘗てよく見掛けた外人コンプレックスと自虐史観でもってヘコヘコする事しか出来ず、脅されると尻尾を巻いて逃げる事しか出来なかった嘗ての卑しい日本人像とは全く違うものです。嘗て日本人はもう戦う前から気持ちで負けていましたからね。嘗て日本人にとって海外の壁はもっと高く見えたものです。でも、最近の若いスポーツ選手達にはこうした精神的な弱さ、戦う前から気持ちで負けてしまう感じは大分無くなって来た気がします。とても良い事だと思いますね。海外とフラットな目線か寧ろ彼らは上から目線で見ている感じで、ある意味不遜にも見えますが、でもまぁ、とても頼もしい印象を受けますね。最初にこうした物怖じしない態度を見い出せたアスリートは中田ヒデだったような気がします。こうした海外の皆さんに対しても物おじせず同じ目線で接する事が出来て、仮にもしそれら海外の方々に不正や問題が見いだせたなら、その時はそれら不正に対し声を上げ戦い改善を促せる、そうした態度が取れる新しい日本人の多数の出現が望まれているかと思うのです。そして、そうした中から反日勢力に対しても彼らの嘘の主張に対し断固としてNOと言い戦える新しい日本人の多数の出現が同じように望まれているかと思うのです。少なくとも今のラグビー日本代表の皆さんにはそうした事が当たり前のように出来てしまっているように見えます。それは大変素晴らしい事ではないかと思うのです。

さて、台風19号ハギビスですが、来る前からその大きさが史上最大級と言う事で、海外でも話題となり、海外の支社の連中からも心配のメールが事前に届くほど世界的に注目された大きな台風でしたが、やはりそれなりに大きな傷跡を残し去って行きました。現時点で、33名の方が亡くなられ18名がまだ行方不明との事です。数多くの家がまだ浸水中で、がけ崩れなどの土砂災害が56件、24カ所で堤防の決壊がありました。お亡くなりになった方々には心よりご冥福をお祈り致します。そして家を失うなど被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げたいと思います。

昨今の異常気象というベースがある上に、これらの天変地異を引き寄せるトリガーと成り得る神様受けが悪い政治や社会的問題を数多く抱える今の日本では今後もこうした災害は減る事はないでしょうね。今は消費税増税、名古屋の「表現の不自由展・その後」の再会、香港&台湾&ウィグルへの人権問題を抱える中国に国慶節へのビデオ祝辞等が神様受けが悪いでしょうね。

消費税を上げる最大の理由となる年金問題は、現在賦課方式を取っていますが、これは若い人が払った年金を年寄り達が使うと構図で、まるでネズミ講のような仕組と言えるかと思いますが、少子化の今、簡単な算数が出来れば払う方の人数より使う方の人数が多い今の人口構成比では成り立つシステムでは無いし、だからこそ消費税を増やして埋め合わせをしているのであり無理があるのです。今後もその若者より年寄りが多いと言う人口構成比は続く事は判り切っているので、将来必ずこの仕組みが破綻する事は誰の目から見ても明らかな訳です。それなのに、今後もこの仕組みは100年間続くから安心しろと嘯く政府の嘘とその詐欺師的体質には辟易するし、許し難く思うのは私だけではないでしょう?ここは私の推し政党が主張するように一旦今の年金システムをリセットさせて、これまで国民が支払って来た年金分は年金国債を発行する形で国民に一旦返して、状況をリセットした後、積み立て式に変えて、しかも政府は運用により年金資産を増やしてから国民に利息付きで国民に戻す仕組みに変えるべきかと思います。そうすれば消費税で年金を埋め合わせる必要は無くなりますし、消費税自体も要らなくなるのです。消費税が無くなれば消費は確実に伸びるでしょうし、景気は絶対に良くなるのは明白なのです。そうすれば結果的に税収も増えます。ですから年金システムは一旦リセットすべきなのです。
そもそも年金システムが始まって以来これまで国が国民から預かって来た年金の累計総額は軽く見積もって1千兆円、もしかすると1.5千兆とか2千兆円位あったとか言われていますが、現在ではそれが約200兆円程度にまで目減りして来ています。その事実に対し、政府による明確な情報開示と国民への説明責任があると考えます。医療保険で使ったと言うのですが、医療目的での支払いはたかが知れいていると言われており消えた800兆円の理由にはならないようです。では消えた800兆を超える年金の多くは一体何処に行ったのかと言う事ですが、国民のあずかり知らない用途への使用や、箱物行政や天下りの役人たちの天下り先での無駄に高額な給与や退職金、等かなり無駄な用途に使われて来たと言われており、これは、国家ぐるみの犯罪、横領行為に相当すると思われており、これらの点については何時か何処からのタイミングでそれらの事実を白日の下に晒し、お金の使用明細とその目的を国民に開示して、そこに犯罪的行為があったならば悪を成した者達には法の裁きを受けていただき、余生を刑務所で過ごして頂く必要があるかと思うのです。そこはキッチリと落とし前を付けさせる必要があるのではないかと思います。関わった政治家達も役人達もそれを補助した者達全員が対象となるかと思います。

政治家達には、自分達が天変地異を呼び寄せている大いなる要因に成っているかもしれないと深くご自覚頂き、心改めて政策を変えて頂きたい所ですね。

中国への対応も、人権重視、民主主義の実現を促し、台湾&香港を守る態度が本来あるべき態度かと思います。中国の犬、ポチ化だけはもう止めねばなりません。中国に代わる労働市場も新しく物を売り込む市場も東南アジアとロシア東岸とインドに替え、中国依存の脱却を急速に果たさねばなりません。そして国防と震災に強い国、食料自給率、エネルギー自給率の高い、長きに渡り他国に依存せず存続可能な国に変え、反日勢力と自虐史観を排除し(表現の不自由展等の)、唯物論的人間観を排除し、神の子人間と言う思想を定着させ、神仏を厚く敬い他人を大切にする誇り高い日本人を数多く作って行くのが政治家のすべき事かと存じます。
政治家達には心して政治を行って頂きたいものですね。
では。

湖畔人



第316話. ヒガンバナとシロガネヨシ~花鳥風月~

2019-10-06 23:22:47 | 花鳥風月
湖畔人です。

久々に花鳥風月の話です。
今回は、最近通勤路で見て気になっている二つの植物を紹介します。

一つ目は旬な花 ヒガンバナ、曼殊沙華とも呼ばれている鮮やかな赤い花ですね。お彼岸のタイミング、9月中旬から咲きはじめるのでそう呼ばれているようです。
スッと真っすぐに伸びた茎の上に菊の様にカールしたかなり東洋的なフォルムを持つ赤い花びらが特徴的な花ですね。毒性もあり地獄花とも呼ばれるようで、ちょっとした怖さ、少し不気味な感じもありますが、土手の緑色をバックに咲くその鮮やかな朱色の花の一群はかなり目を引きます。彼岸花を見るその一瞬は自分にとってはちょっとした非日常性を味わう瞬間なのです。

次にご紹介したい植物は、パンパスグラス、シロガネヨシと呼ばれる巨大なすすきの様な植物です。これも私の通勤路にあるのですが、初めて見た時はススキが突然変異でもして巨大化でもしてしまったのかと心配したのですが、どうも南米原産のイネ科の植物との事で、6~70cm位にもなる大きな羽毛のような花穂が特徴的な巨大な植物なのです。何か太古の昔、白亜紀の植物でも見ているかのようなそんな気分にさせられる非日常感があってとっても良いのです。その植物が生えている一角を通るたびに何かワクワクした気分になれます。

やっぱ、ちょっとした刺激、ちょっとだけハッとした気分を味わいたいんですよね。こうした特徴のある植物達は変わり映えしない日常に少しだけの刺激を与えてくれるスパイスのような存在なのです。私にとって、とってもありがたい存在なのです。

湖畔人

第315話.近況と世情 10月5日 ほっとタイム、湖畔と二酸化炭素と危険な環境左翼、香港とポチ化、北の問題、ラグビー他

2019-10-05 23:40:49 | ★改善・変更の要る仕組み 仕来り 風潮 法律
湖畔人です。

今日も土曜、またかんさい土曜ホットタイムの過去記事へのアクセスが結構ありますね。実際、もう野球シーズンもボチボチ終わるので、もういい加減NHKにはまたかんさい土曜ホットタイムの復活の検討を頂きたいですね。

もう気付けば10月ですね。湖畔の田園は稲刈りもとうに終わりもう新しい新芽が出て来て一面緑色ですが、多くの田畑では野焼きをしておりほうぼうから煙の柱が立ち上がっておりますね。スウェーデンの16歳の環境活動家グレタ・トゥンベリさん達、二酸化炭素が温暖化の主要因と信じる方々から見たらもう発狂しそうな光景でしょうね。まぁ先日も申しましたが、二酸化炭素が温暖化の要因かどうかは本当はまだ判らないのです。懐疑論も多く、余りそうした中途半端な仮説の段階で声高に世界中を巻き込む方針を強要するのは問題ですよね。異常気象なのは事実ですが、それが二酸化炭素が悪者と断定するのは危険かと思います。私の推し政党の金融通&海外通のキレ者の方によれば、トゥンベリは我々のパペットと公言する北欧の環境NGOがいるようですね。彼らはEUに自然エネルギー利用の補助金を出すように促しているようで、今回トゥンベリを使い国連を利用して世界中に自然エネルギー利用への同情を巻き起せたので、自分達の利権獲得に有利に働くとほくそ笑んでいるようです。こうした環境左翼の方々には要注意ですね。アメリカにもこうした流れに同調する環境左翼勢力はおり、NYの民主党議員オカシオコルテス等が中心になってグリーンニューディールなんて言う政策を打ち出しているようです。飛行機利用の全面廃止とかかなり過激な方針を打ち出しているのですが、他にもこうした環境左翼を支持する学者達には虫食やカニバリズムの推奨をする方々もおり、かなりイカレている病的な発想をしていますね。流石左翼には無神論者が多いので、こうしたおぞましい発想が出て来てしまう訳です。危な過ぎますね。騙されないように注視しないと人類がエライ方向に導かれてしまいます。要注意です。

次に香港ですが、無事国慶節も終わりましたが、香港政府とデモ隊の間の緊張はますます高まっていますね。と言うのも、香港政府が戒厳令に近い効力を持つと言われ、禁じ手と見做される“緊急状況規則条例”を発動したからです。また、その一環としてマスクの着用を禁止する”覆面禁止法”を決めたからです。マスクの着用を禁じ、監視カメラでデモ参加者の顔を全員認識して全員逮捕してやると脅している訳です。”緊急状況規則条例”は戒厳令に近いと申しましたが、実際、この条例により香港政府は通信や人の移動を規制したり、財産差し押さえも出来てしまうし、デモ隊の連絡手段であるSNSの遮断も出来てしまうので、まぁ実質戒厳令と同じであると見做されている訳です。これは危険ですね。香港政府は体制を守る為にどんな暴挙も出来てしまいますね。この”覆面禁止法”に反対するデモの中で未成年者が実弾を発砲され重体になりましたね。他国のメディアもゴム弾で失明したり、もう混乱の極みです。こうした状況に欧米は早速非難をしていますね。英国のラーブ外務大臣も”発砲は言語道断”と批判しています。では一方日本政府はどうでしょうか?香港のデモ隊は何度も日本政府に助けを求めていますがそれを完全に無視し続け、一方で、安倍首相は中国の国慶節にはビデオで参加して、あの河野談話で有名な代表的売国奴の河野洋平氏と経済界の重鎮達と共に祝辞を述べていますね。まるで日本政府の中国共産党への忠誠を誓う儀式、ポチ化宣言でもしているかのようです。ウィグルの強制収容や香港の弾圧と人権侵害が続く中国共産党に批判一つできない今の日本政府の姿勢には心から失望しますね。

また北も問題ですね。北は先日潜水艦から弾道ミサイルの発射実験をしました。これが出来てしまうと、潜水艦のステルス性が保てると言う条件が整うと、日本の全域と、アメリカのハワイ、グアム等基地、東西の海岸にあるあらゆる都市がミサイル攻撃に晒される可能性が出てきます。勿論アメリカへの攻撃は北の自滅覚悟が前提ですが、日本へ攻撃ではアメリカは核で報復するとは思えないので、また三つ目の被爆都市が出てくる可能性もあると言う事です。ですから、ボルトン無き今、トランプ氏に対し、北に甘くないか?二期目が確定している訳でもないのに時間ばかりかけ、北の武器開発に時間を与えている今の現状には失望を禁じ得ないし、今後の北の非核化までの明確な方針とタイムスケジュールを明示して頂きたい、と迫るべきですね。日本としては北の完全なる核の放棄が無い状態での国交の回復も、北の完全なる核の放棄が無い状態での南北朝鮮の統一も認められないし、そもそも嘘による反日行為、慰安婦、徴用工、竹島の主張も認められないし、それらのプロパガンダの停止と、慰安婦像の世界中からの撤収や竹島から軍の撤収がなければ南北朝鮮に誠実に向き合うつもりはない事を知って欲しいとアメリカには明確に伝えるべきですね。ちょっとトランプさんにもパッパを掛ける必要があります。

ただ、いつも言いますがスポーツは素晴らしい。特にラグビーは素晴らしいですね。サモア戦もシビレました。F1のホンダだけがちょっと心配です。若き天才フェルスタッペンは多分ホンダを去りますね。残念ですが致し方ありません。気落ちせず前を向くしかないですね。

では。

湖畔人