華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

ふーむ。

2010年12月06日 21時27分34秒 | Weblog
昨日日曜日は語学学校時代からの韓国人の友達と会っていた。同じく看護科で勉強する少し先輩の彼女。先日まで最後の看護実習に出ていたはずだけど、電話で話したところ「途中で止めた」「韓国へ帰る」という。「ええっ!?」ってことで話を聞くために会った。

私たち留学生はやっぱり差別を食らうことはある。言葉ができないってだけでイライラされ、監督官から必要以上に目を付けられることもある。今回彼女は監督官から目を付けられて、一日8時間の実習中、毎日4~5時間もつきまとわれ、山のように質問され、挙句の果てに「時間管理がなってない」と言われたらしい。その監督官が彼女の仕事の手を止めているというのに。監督官がいじわるでやってないことはわかる。だけど私はその監督官を知っている。彼女は攻撃的なものの言い方をする人で、教える以前に自信を失くさせるタイプ。
それにしたって友人の実習放棄は、その代償(時間とかお金とか)が大きすぎるのでとてもじゃないけど理解はできなかった。といっても彼女の決断であり、それはすでに起きてしまったことなのでどうしようもない。実習中、彼女は毎日泣いて過ごしていたそうで、今でも軽くトラウマになっているよう。私も前回の実習でよく似た思いをしたのでその気持ちは理解できる。会ってみたらまだ100%回復はしていなかったけど、だいぶ元気になっていたようでちょっと安心した。彼女は今回ドロップアウトしたけど、卒業したい気持ちはあるとのこと。来学期に仕切りなおすか、一年間休学して再来年戻ってくるか、今考えているところらしい。

たった今、友人が実習を途中で止めた話をカトリーナにしたところ「あなたの友人は止めるべきじゃなかった」「監督官にジャマされてると感じたのならそう言うべきだった」と主張し、友人に対して共感は持てない様子。カトリーナの言い分はしごく真っ当。しかし、日本人もそうだけど、韓国人にとっても教える人に対して口ごたえ、もしくは自分の意見の主張をするのはそんなに簡単ではない。まして英語。私には友人の葛藤が理解できたけど、やっぱりこっちの人には私たち留学生のこういう感情は理解できないんだなーとちょっとモヤモヤした気持ちになった。
とはいえ"郷に入れば郷に従え"。何も言わずに突然放棄する前に、友人は一度は監督官とケンカ(!?)すべきだったとは思う。

この友人はビリーブートキャンプに一緒に入隊していた子。こっちに来てから一番長く付き合いが続いている。帰らず次学期に再挑戦という選択肢を選んでくれるといいなぁ。

そんな人の心配はおいておいて。
実は2~3月にある次の実習先に私はこの友人が行っていた病院を希望した。もちろん受け入れてもらえるかどうかわからないけど、もし決まったらこの攻撃的な監督官につく可能性がかなり高くなる。もしそうなった場合、私にとってもハードルの高い実習になるだろう。今は休暇に入ったけど、継続して勉強頑張ろうと思う。
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