華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

今日も盛りだくさん

2013年05月22日 23時32分45秒 | Weblog
今日もやっぱり頼まれたダブルシフト。守銭奴の虫がムクムクと顔を出して引き受けた。
しかし。
そのことを激しく後悔するハメになった今夜のシフト。

午前中は精神科、午後からは一般病棟だった。担当は6名やけど、手術後の患者さんが2名。前にも書いたことがあるけど、術後はすることがたくさんあるのでとても忙しい。その上、2名のうちの1名が痛みに対する許容力ゼロ。半分麻酔が切れ掛かってきたところで隣り3軒まで聞こえそうな声で「助けてー!!」「誰かー!!」と叫び続ける。もう投与できる薬はすべて投与したけどまったく効き目なし。
できることをやりつくした後途方にくれながら、自分がこの立場ならどうやろう?と考え、その結果部屋に一人ぼっちでいるから痛みに意識を集中させるんだろうと思い、他の患者さんのことはちょっと忘れて10分間ほど患者さんと一緒に過ごしてみた。「痛いね」「もうすぐ薬が効き始めるからね」とボソボソ(これ、ポイント)話しかけながら背中を優しくさする。するとほんの1分ほどで寝息を立て始めた。手術を終えた上、痛みでずっと体が緊張していたやろうから疲れているに違いない、すぐに寝るに違いないと思っていたので、まさに計画通り。小さくガッツポーズ。確実に眠りに落ちるまで背中をさすり続け、抜き足差し足で部屋から出た。
しかし。
これでもう大丈夫!と思ったら、そうは問屋が卸さない。患者さんの旦那さんが現れて、せっかくの寝た子を起こしてしまった。笑顔を見せながらも「このアホゥっ!!!!!」と心の中で毒づく。そして繰り返えされる雄たけび。「もう無理…」と途方にくれていたら、見かねた先輩が担当を代わってくれた。もうほんっとうに疲れた。

この調子だったので、一般病棟でのシフトの最初の3時間ぐらいは他の患者さんの面倒を見ることができず。幸いもう1人の術後の患者さんは経過もよく、痛みも訴えなかったのでそこまで手はかからなかった。助かった。大慌てで他の患者さんの看護記録に目を通し、投薬やら傷口のガーゼの交換やら。自分で動けない人や、認知症で徘徊癖のある人もいたので、就業時間いっぱいバタバタ走り回っていた。

昨日も予期せぬ新規入院3名でてんてこ舞い。今日は術後の患者さんでてんてこ舞い。今はもう脳みそが働かない。

明日はオフ。明日も人手が足りないらしいけど、1日しか休みがないし、2日連続でダブルをやった私に電話がかかってくることはないやろう。いろいろとやることがあるので早く起きないとなぁ。
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