朝ドラ「エール」をご覧になっていますでしょうか?
きょうは、あのキザなモテ男・佐藤久志役の(現在は山崎育三郎氏)小学生時代の話題だった。
議員の息子だったが、両親が離婚し、母親が家を出て行った。
継母にはなじめず、実母を探しに行ったがなかなか探せなかったものの、偶然にも通りで見かけたが、
今は幸せそうな母と、夫、子供を見て、唯一の手紙を破り捨ててそのまま帰る・・。
教室に一人いると担任の先生が入ってきて、二人で「ふるさと」を唄い出す。
唄って気持ちがさっぱりと吹っ切れた久志は、帰宅後今まで馴染めなかった継母に「お母さん」と歩み寄り
ようやく打ち解けたのだった。
久志がこの歌で歌に目覚めたといってイイ様に、その後の彼の人生にも大きな役割を果たした。
私も想い出すことがあった・・・。
以前にも記したことがありますから古くからの読者様なら、覚えて居るかも知れません・・・。
18歳で旧清水市に修行に行き、チョット落ち着くと故郷が恋しくなりました・・。
そして、最初の1年間は有給休暇が無くて、今から52年前の頃は今と違って何でも「我慢」の時代でした。
ホントに「故郷は遠きにありて思うもの」とは、よくぞ言ったものです。
遠く離れれば離れるほど恋しくなるものです。
(いつでも帰れて手の届く範囲にあれば、恋しさも中くらいになります。)
夜間、近くの江尻小学校に行き、校庭の真ん中で一人この「ふるさと」を唄い・・、涙したものでした。
「♪志を果たしていつの日にか帰らん~」には、今もその頃を思い出して涙が出てきます。
後に歌手になった伊藤久男さんの原点が、小学校時代に唄ったこの「ふるさと」に
あったとは「近からず、遠からず」でドラマの演出を割り引いても、素晴らしいことです。