旅の終わりに・・・・・・・冠二郎

金曜日午後のＮＨＫラジオは、月曜日～金曜日 13:05 - 16:54の時間帯に
「午後のまりやーじゅ」（午後まり）を、放送しています。

中でも金曜日15時台・16時台には、「ロックンローラー近田春夫の歌謡曲って何だ?」で、
時折懐かしい歌が流れて来る。

きょう6/27は、先日も紹介しました
・ホテル・・・・・・・・・・・・・島津ゆたかさんや、
・夏の日の想い出・・・・・日野てる子さん
・花はおそかった・・・・・・美樹克彦さん
・雨に消えたあなた・・・・・カーン・リーさん　（現・美しい昔・・・天童よしみさん）などなどが聞こえてきました。

中でもタイトルにあります様に、冠二郎さんの旅の終わりには、運命的なものを感じます。

◆それまでの冠さんは、デビュー後10年位経過してもヒット曲には恵まれず、
私も名前さえも聞いたことが無かった。
ところが、あるＴＶ番組の挿入歌に「旅の終わりに」が選ばれた。
その番組とは、多分「海峡物語」（間違ってたらゴメンナサイ）と云う題名だったと思う。

かつての名レコードディレクター「艶歌の竜」こと高円寺竜三（役・芦田伸介さん）が、
ヒット曲を生み出す苦労と、カムバックする姿を描いた番組だった様に思います。
抜擢された歌は、途中から毎週のように流れたが、冠さん自身は出演場面は無かったと思う。

この番組に歌が採用されなかったら、旅の終わりにはおそらくヒットしなかったと思うし、
今の冠さんも無かった様にも思えます。
この後、暫くヒット曲には恵まれなかったが、この時のヒットでＴＶに出る下地は築けた。
それが酒場や、炎のヒットに結び付いた様に思います。

歌がヒットするには、この様な偶然にも似た「運」も味方してくれて初めて世の中に出られることがあります。

拾われるものと、そうでないものと・・・・、
それは紙一重ではあるが、結果は天と地ほどの差がついてしまう。