チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

鹿鳴館

2008年06月29日 18時23分17秒 | 日記
スタッフたちと芝居観賞
新派120年記念の「鹿鳴館」
「団十郎」さん見たさに行ったのだが
新派の女優さんは
きものを着た姿が美しい
コレは男優にも言える

いまや
新派にしかこのように美しい
着物姿の女優さんはいないかもしれない

しかし
明治からたかだか百五十年くらいでしょう?
この間の変化は凄い
洋服を着ることすら大変だったのに
いまやきものを着ることが難しい

当時は靴下や下着をどうやって履くかというハウツウ本が売れた
今は
足袋のはき方、湯文字の付け方が分からない
明治時代の母親たちが逝き
昭和の母親は日本のこと良く分からない

芝居を観ているうち
だんだん誰にと言うことなく
怒りがこみ上げ、日本は明治に入ってからおかしくなったのかと
深く考えてしまった

重い思いを引きずるまいと思っていたのに
其れよりもっとやるせないことがおき
チャコちゃん先生
ブルーよ

でもバレエで飛んではねてきたら
少しスッキリした

蚕の蛾五羽に減ったが今日もまだ元気
何も食べないで
体の中のもの必死に出してしまうつもりらしい
身長3センチに縮んだよ
年取って縮むの人間だけじゃあないね
コメント
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