チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

中身を初夏に

2014年05月02日 09時14分37秒 | 日記
24度が2日続くとさすがに単衣を着たくなる
しかしこう言う日は夜が急に冷え込む
だからして
下着だけを初夏に替える
先ず長襦袢を単衣に
さらに一番下の「またわれ」を外し湯文字だけに
きものは軽やかなきんしょう縮緬の江戸小紋

何と何とするりとして心地よい
今日は25度まで気温が上がるという
デモ新緑を渡ってくる風は実にさわやか

この単衣の長襦袢は
タイシルクの大判の布を使ってみた
向こうが透けて見えるほどの薄さ
さすがに針や糸の強さには叶わないらしく
すこし縫い目がはじけている

みえないからいいか
と言い訳しているが
実は一番しっかり自分自身が見ている
自分に嘘を吐いてはいけないよ
とホントウの自分が叱咤する

こう言う布を見ていると
日本の絹はしっかりと丈夫にできていると感心する
全身の体重がかかる着物の布は針にも糸のちからにも負けず
しっかりと着る人を包んでくれているのだ

この江戸小紋も30ねん物
30歳というといい加減大人だぜ
改めて着物の年齢を指折りしてみる

ということで
ぼつぼつ単衣の出番ですな
コメント
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