チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

農耕社会の美徳

2014年05月04日 17時07分29秒 | 日記
「きものという農業」三五館 を出版してのち
多くの若い方の注目を浴びているチャコちゃん先生
いま心ある若い方達は
「食」に対して非常に慎重に立ち向かっている

自然食品売り場では若いおかあさん達が
無農薬野菜、自然野菜をもとめて吟味しながら賢く購入している姿をよく見る
発芽玄米を食する方達も増えた
「小食の薦め」と自らバカ食いを改める若い男達もいる

またIT企業で敏腕を振るっていた若い人たちが
これからの未来ホントウにこういうことで良いのかと
真剣に悩み農業に落ち着く人も多い

そう言う方が
「きものという農業」を手にして下さって
「食べるものばかりいくら注意しても着る物が石油繊維だと何もなりませんね」
と絹や麻の素材に耳を傾けてくれる

そして着物の循環思想や
衣と季節のあり方
其れは食べ物の「旬」に思いが至る

農耕社会が如何に今あるそのものを大事にしてきたか
宇宙法則にのっとって生きてきたか
人間はそう言う自然の1部であるという謙虚な思い

自然の美しさに敬意をもち
其の美しさを繋いで行こうという清らかな行動
其れが一つの思想哲学となって日本人の血の中を巡る

これからのチャコちゃん先生は
農耕社会の美徳を語っていきたいと
スカイガーデンの手入れをしながら思った
コメント
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