チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

一人旅

2014年07月15日 10時34分03秒 | 日記
一人旅の醍醐味は朝の散歩かもしれない
食事の後足の向く方向にぶらぶら歩く
そのときの発見は計り知れない

野の花の美しさを再発見したり
其の種類の多さに驚いたり
蝶々が道連れになってくれたり
ちいさな蛙がぴょんぴょん跳ねながら道案内

今は青田が美しい
青田と蒼い空の色のコントラストに見とれる
白い雲がゆっくりと動く

みんな自分の仕事をしているのだなと思う
野菊は野菊のママ美しくユリにはなろうとも思っていない
そんなことは当たり前なのに
今更のように驚く自分がいて苦笑

蟻さんが行列を付くって何かを運んでいる
よくよく見ると空蝉だ
蝉が飛び立ったのかと其の先を想像し
ひと泣きした後に命を終えるのだと思うと其れも清いなあーーーと

人とは全く無縁の彼らは
それぞれの命を精一杯生きている
野の花に
「私のお部屋にきてね」と言いながら摘んでかえったが

何と2日で枯れてしまった
チャコちゃん先生はむごいことをしたことになる
野にいればこその命だったのに

美しいなあ可愛いなあと眺めているくせに
其れを自分だけのものにするエゴ
人間は何処まで行ってもエゴ丸出し

また一つ自然に教わりましたわ

コメント
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