チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

いよいよ単衣の長襦袢

2015年10月08日 07時00分00秒 | 日記
今年は秋が掛け足
単衣はいつもより早い出陣だったが
長襦袢は薄物にしていた
が、しかしここへきて薄物では寒いなんと言っても20度切っていますからね
単衣の長襦袢に厚手の単衣を着る

こういうとき結城縮みは有り難い旨くできていると思う
平織りの紬は冷たい感じ
染め物の単衣は寒い
この微妙な素材の肌感覚は日本人の血を引いているからであろう

繊細さを「よし」としている日本人
がさつさを嫌う
しかし最近の風潮で其のがさつさも愛嬌の内と捉える

態度ががさつになると言葉も荒いそうするときっと心も落ち着かないであろう
其れが昨今の日本人なのかと思う
声を大にしていいたい
着物に手を通すことによって「絹」つまり「蚕」が深い心を気付かせてくれる
ここ50年近く着物をきていて着物at救われることが多い

20度以下が1週間も続けばもう袷
季節は確実に冬に向かう
コメント
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