知人が、とある都内のデパートに行ったら
「マスクを着けていない方はお入りできません」
と丁重に断られたそうだ。彼女は世界中のあらゆる情報を持っていて、更に科学者でもあるので「マスクをしても何の意味もない」ということが分かっていてマスクをしていない
しかし手袋はしている。今回のウイルスは飛沫では移りにくく、モノに付着して生き延びる性格がある。そうだ
「きちんと理由を理解してマスクしていないので一方的に命令するのはどうかと思う」
とかみついたんだと
何故マスクが必要なのかということを話してほしい、とまで食い下がったけど
「うちはマスクをしていない人はうちの客とは認めないのでおかえりください」
とまで言われたそうだ
「わけもわからずマスクをしない人を拒否すること自体人権蹂躙ではないか」
と議論を吹っかけてみたけど手で追い払われたそうだ
「日本はもうだめだね」
軍国主義に走った昭和の初めもこういう感じで、みんなが思想的に一色にさせられたんでしょうねと嘆く
「二波が来る二波が来ると人を指導する人たちも声高に恐れの言葉をはいてるけど、怖さを引き寄せてどうするんだ」
何故こわいのか、なぜ二波が来るのか、そういう根本的なことを自分でしっかり調べている人がどれくらいいるの?大体このウイルスの本体が正確に人々につたわっていないでしょう?とつづく
憤懣やるかたなき彼女の美しい顔を見ながら
「あなたは偉い、私は争うのはエネルギーの無駄遣いと思っているので黙ってマスクしてはいるわね、人格否定されたわけじゃあないもの」とチャ子ちゃん先生
「そういうやつが日本を亡ぼすんだよ、右え倣えそうやって日本は軍国主義に走った、今回もそうやって本当は違うけど、みんながやっているからまあ尻馬に乗っておこうかと思う人ばかり、それで日本は国力が弱っていくのよ」
「ダメなものはダメ、いやなものは嫌、江戸時代まではそういう教育だったのよね」
「頭でわかっていて、実行しないのが、日本の知識階級の人たちよね、目覚めなければ,勇気をもってダメなものはダメといえる国民にしなければ、ほんとこの国は危ない」
「情報の取り方が一方的なのかもね」
「情報がありすぎるから、お国のことを聞いていればいいと思うのかもね」
「あなたは情報をどういう風にとってるわけ?」
「流れてきた情報はまず、だれから流れてきたかを分析する」
「誰って?」
「決まってるでしょう?神様よ、神が人類に向けて軌道修正のために行ってるのかどうかをしっかり瞑想して感じるわけ、誰かという人の情報は情報発信した人のエゴが入っている場合が多いもの」
「なるほどーー神かーー、とするとこの度の騒ぎは?」
「私が感じたのは、人間中心に考えたすべての文明の終焉」
「インターネットやAIはいいの?」
「それはきっかけ、風邪といっしょ、インフルエンザ、世界中をきれいにしたいのでね神様は」
分かったようなわからないような日曜日の午後スカイガーデンでこんな話をしながら太陽を西に見送った
秋桜舎では表麻、裏絽のマスクが出来た、夏用
「これ持っていく?」くだんの知人に勧めると
「あら奇麗いただく」って(笑)