三の数字が並んだ今日はひな祭り
女の子の成長と美しく賢く優しく育てと親や祖父母の思いがひな壇に込められる
色褪せた写真が手元にある
まわりにいる大人たちの温かいまなざしが想像できる
引っ越しのとき多くの写真を処分したけど、この写真は手元に残した、それは親の愛を感じる一枚だもの
節句の度に当時は写真屋を呼んだのだと思う。まだカメラを手元に持つ家庭は少なかった
でもカメラなんて江戸時代の終わりに日本に入ってきて、みんながカメラを手にするようになったのは、「バカチョン」と呼ばれる使い捨てカメラが普及してからだ
光陰矢の如しという言葉があるが、ただ月日が早く過ぎていくのではなく、価値観がまるで変って過ぎていく
時代に遅れまいとして生活をしていたのがコロナ前までの日々だとすれば
コロナ以後はゆっくり自分のために生きる時間を持つことではないだろうか
女とも代がやってきて、内裏様のまでひな祭りの歌を歌いながら、これからの生き方を模索する
スマホから離れ、パソコンから離れ、会話を大事にしながら過ごす時間を持つことがどんなに大切かを思い知る
そういう意味では家庭の「祭り」は人間を取り戻す時間になっていくと感じる
旧暦のひな祭りは4月14日
その日まで飾ってあげましょうよ