ここ40年病院に行ったことがない
それなのに歯医者にはよく通う
その歯医者が曲者であった
市谷に事務所を持っていた時、その同じビルに歯医者が在り、安易にその歯医者に通っていた
母がせっかく整えてくれた歯並びのよさが、その歯医者に通う度におかしくなってくる
しかし一度決めた敗者を替える勇気がなくずるずると通っていた
歯医者の技術も日々進歩しているにもかかわらず、それもニュースで知っていながら、何となくダラダラその歯医者に通う自分に呆れていた。別に先生がハンサムでもない。
埋め方が雑ですぐに落ちてしまう。それで足しげく通う羽目になる。と、ところがこのコロナ騒ぎで、件の歯医者が廃業。カルテももらえず、連絡もなくかねてから「イイ歯医者さんがいるのよ」という昔のスタッフに紹介され、行ってみる。なんと家から5分、しかもその先生の優しさと手早さ。何より素敵なのは、明らかに乱雑な治療を全く批判せず、黙々とご自分の仕事をしていただく。
歯医者がこんなに楽しい所だとは思わなかった!