「私のテーマは魂を磨くなのよ」
と高校生のときに兄に告げたら
「その前に自分の部屋片づけろ」
よく母に言われていた
「兄さんの部屋はきれいに整理整頓されている」
翻って「お前の部屋はーー」とは言わないのが母のやりかた
比べられているのだけど、あからさまに言わず自分で悟る方法を模索させる
その後社会にでも男の方が整理整頓が上手、編集部というのは机にいろんなものが積み重ねられているが、総じて男の人の机は片付いている
引き出しも中身が整理されていている
だからといって男の方が魂が磨かれているとも思えない
身の回りを整理整頓できない人が「魂を磨く」なんてちゃんちゃらおかしいといわれた少女時代
でも自分の中では魂を磨くことと身の回りを整理整頓することは連動している
整理整頓ができるようになり、いよいよ自分の魂を磨く作業が始まった
それは人はどこから来てどこへ行くかだ
人を作ったのは誰なのか?
何のために生きているのか?
どう生きるのがいいのか
宇宙と人の関わりは?
なぜ日本人として生まれたのだろう?
こういうことを考えたり学んだりいていくと、究極は、毎日の過ごし方を丁寧に、今この瞬間をさらに丁寧にという生き方が魂を磨く最短距離だとわかった
まず自分に対して、人に対して、動物や生きものに対して、モノに対してーーそして一番大事なのは「言葉」日本語の言葉のエネルギーの強さは半端ではない
母が白黒つけず、あいまいな言葉を使いながらも子供を諭していたことが、今では理解できる
日本人の多くは「魂を磨く」ということを日常の目標にしていたのではないだろうか?だから深い文化性を持つ民族が存在しているのだろう
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