チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

陸の孤島

2011年03月16日 09時35分18秒 | 日記
米沢市はいま孤立状態
やっと山岸幸一さんに電話が通じ様子をお聞きした
「縄文時代をやっています」
「エッ」
山形新幹線不通
在来線も不通
郵便・宅急便来ない
ガソリンがないので車を動かせない
電気も制限されているので暖は取れない
無い無いづくし

丁度廣島に出張している山岸敦子さんに
ホカロンをたくさん購入して同じ名の山岸家に送ってもらおうとしていた矢先だ
東京にはホカロンの姿も無い

「お気持ちだけで十分だって届かないですよ」
地震では作業場のドアが取れたぐらいで損傷はすくない
しかしそのあとのライフラインが一切閉ざされている

薪や落ち葉を集めて火をおこす
しかし雪に埋もれた大地には燃やすものも少ない
生活必需品を引っさげて飛んでいきたい!
空からの援助はダメなのか

地震のまさにその日
当方で依頼していた「寒染めの紅花の湯文字や裾除け」が届いた
「それだけでもよかったですね」
と喜んでくださる

「とにかく染代を早く振り込みましょう」とタナカ
今私達ができるのは其れしかない

とそこへ
「東京にも放射能が届くらしいですよ」
「いつ」
「もういま」
ますくマスク
そうそう絹は放射能を通さないから
頭は帯揚げでスカーフ代わりに
きものを着ていてよかった!

みなさん
絹は放射能に強い
どんな着方でもよいので外を歩くときはきものをきることをお勧め
但し絹を

「明日は風が出るというので場合によっては自宅待機ね」
「比佐子さん明日は横浜の打ち合わせお断りした方がいいですよ」
とヨシダ
「ありがとうでも大丈夫御高祖頭巾持っているからかぶっていくわ」

帰宅するときのみんなの姿写真取るのを忘れたが
お見事だった

東京も陸の孤島にお仲間入りになりそうだ
店には米なし、パンなし、牛乳なし、トイレットペーパーなしなどなど
東京直下地震よりじわじわとひどいことになっている

でも皆助け合い、与え合っている姿をアチコチで見る
日本人の心根は素晴らしい
この素晴らしい国をつぶしてはいけない

どうか菅さん国民の方を向いて
あなたが総理でいられるのは
こういう優秀で人間の道をわきまえた国民が居るからだ

ヨシダが三五館の星山社長に戴いてきたと言う本

「放射能で首都圏消滅」三五館 1200円+税

放射能を良く知って防御に役立てよう
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