チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

一気に春

2012年05月08日 08時45分28秒 | 日記
友人の店開きのお祝いに軽井沢に出向いた
櫻・桃・チューリップ・躑躅・山吹・水仙・連翹・木蓮
なんとなんと春の花が一気に咲いている

前にも雪国越後で春の花たちの
「待ってましたあーーー」
と言う華やぎにむせたが今回もまたあらためてスゴイと思った

木々はまだ芽吹きが始まったばかりでそちらは乳幼児
幼い小さな葉っぱが陽に照らされて口を開けて笑って居る赤ちゃん
浅間山の雪もほとんど溶けていて山肌が見える

連休中の軽井沢は満員電車なみの混雑だったらしい
しかし駅前大通に位置している「しん」は
有機野菜やコーヒーをつかっていて普通の店より高いせいか
あまり混雑のおこぼれはもらえなかったと店主は言う

ここの店主は松宮隆、明美夫妻で町外れに1000坪の農地を借りて
高原レタスやにんじんトマトなどを植えている
「食を追求すると自分で農業をしないとダメダ」
と素人ながら立派な畑を見せてもらった畝作りもみごと
近くに浅間山がくっきり見えて海抜1000メートルという地は
きっと美味しい高原レタスが出来るだろう
小さな芽が可愛かった

当然農薬は一切使わない
隣の畑は高原キャベツを作っているのだが
そこは農薬オンリー
「農薬此方に来ないの・?」
「大丈夫土から元気にしてあるからたとえ農薬がきても消してしまう」
「人間の内臓もきっとそうなのでしょうねえ」
「いつも善玉菌が活躍していれば少々おかしいものを食べても大丈夫」

そのためには酵素が必要で酵素だけはなかなか食物で補充できないので
サプリを飲まないといけないかもしれないという

というのは昔のように土が農薬で弱っていてそこに出来る作物は力が無い
食べ物が「人の体をつくる」と言う時代ではないと
だからこそ土作りからやり直さなければ今の日本の農業はおかしくなる

土が大切

いろんなサプリが世にあふれているが
本物のサプリを見分ける眼も必要だ
私たちの日常は多くの危険にさらされているとつくづく思う

顔の見える人の作物を手に入れて自分の手で調理する
納得できる物しか口にしないという勇気も必要

ああこれチャコちゃん先生には最も苦手だ
眼が卑しいからーー

それにしても一度に咲く春の花の力に圧倒された一日であった
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 原発が静止した日本 | トップ | 停電なし? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事