長いことチャ子ちゃん先生は浴衣を敬遠していた
着こなせない
どうもしっくりこない
しかし浴衣姿の美しい女性を眺めるのは好き(男の目線か)
嫁入り道具の一つとして作った「夏の色留め袖」があった
一度は姪の娘に譲ったが、ふと思いついたことがあり取り返した。このケース結構ある
それは傘寿のとき、あろうことか声楽のコンサートを開いた
そのときその色留袖を解いて室町時代の女人姿で歌ってみようとしたのだ
元禄袖にしてカジュアルに仕立て直した
帯はもちろん半幅、アンコールで歌うつもりで「宵待ち草」の楽譜を手描き
ずうずうしくアンコールまでいただくものと決めている
さてその着物を取り出し「大人の浴衣」としてここ数年楽しんでいる
伊達襟が付いているのでそれが半襟代わりに見える、江戸時代は長襦袢などないのでこのような襟合わせを浮世絵などでよく見る
そして昨年から夏が長いので、手持ちの麻のきものはすべて「大人の浴衣」として利用、下着は胸当てと湯文字のみ、実に快適
今年初めて「大人の浴衣姿」で電車にも乗った
ひやひゃの冷房もカバーできてすっかり気に入っている
襟が広襟なので、襟元が崩れない、いいじゃん!
いい気になって「利久下駄」を履いて歩いたら、舗装の上、タイルの通り、駅の階段など滑って怖い、その拍子に自分で自分の足をけって傷つけ、足袋も履けなくなった
おかげで畳表の流線型の下駄を素足で履き涼しさこの上ない
昨日はある雑誌に「大人の浴衣」の企画を提案した
今日の「チャコちゅうぶ」20時から
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