はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京都国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
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三重・大阪・京都の旅 その3

2016-03-03 14:41:40 | 日記
旅行3日目。
天気予報どおり、厳しい冷え込みとなりました。

朝ごはんにはうどんを食べに行き、体の芯から温まる感じにほっと一息。かつお、さば、いりこ、うるめを使ったお出汁ということで、いろんな旨味を感じる美味しいうどんでした。

朝の通天閣。


「づぼらや」のフグ。朝日を浴びて、さらにかわいい。


通勤ラッシュで混雑する中、大阪から京都に移動。
地下鉄から京阪電車に乗り継いで、黄檗駅に到着。「萬福寺」へ向かいました。


お目当ての一つがこちら。


詳しくはこちらをご覧ください。

開版(かいぱん)もしくは魚ホウ(ぎょほう)とも呼ばれるようです。

現在も使われているそうで、反対側に周ると、打たれたあとが。





煩悩珠、私もしっかり吐き出したいです!


もう1つのお目当は、大雄寶殿にある十八羅漢像のうちの「羅ご羅尊者」像だったのですが…まさかの出張中…しかも私達が訪れた3月1日から出張したのだそうで
4月12日~5月22日まで「禅 心をかたちに」展が京都国立博物館で開催されるとのことでした。
ちょっと残念でしたが、10月18日~11月27日の日程で東京国立博物館でも開催されるそうなので、ぜひそちらで羅ご羅尊者を拝見したいと思います!
ちなみに羅ご羅尊者とは仏陀(ブッダ)の息子、羅ご羅(ラーフラ)とされています。像は、自分で自分の胸をぱかっと開き、その中に仏陀のお顔があるという姿で作られており、羅ご羅の仏陀への忠誠心が示されているという解釈や、常に心の中には仏(仏陀)がいることを示しているとの解釈もあるようです。

ふと見ると、梅が咲き始めていました。そして池の水は凍っていました。





宇治駅で降りて、散策開始。風は強く、ものすごく寒さで滅入りそうになりましたが、休み休み歩きました。
宇治橋。


宇治川の水量も多かったです。


世界遺産の宇治上神社。


冷えで足腰にも影響が出始めたので、中村藤吉本店で休憩。途中で雪がちらつき始めました。


同じく世界遺産の平等院。
平日にも関わらず大勢の観光客がいましたが、ちょうど人の流れが途切れた時に撮影できました。


宇治駅から稲荷駅へ移動して、伏見稲荷大社へ向かいました。



外国人の方々も多かったのですが、みなさん寒そう。一番寒そうに見えたのは、卒業旅行のグループと思われる若者たち。揃いの着物姿でいい感じでしたが、この寒さに険しい表情を浮かべていました。

雪の舞う中を稲荷駅まで戻り、京都駅へ。
JR奈良線の車両は昔の山手線の車両だと、夫に聞いて初めて知りました!


京都駅からは市バスに乗って、大好きな場所の1つ、北野天満宮に向かいました。学問の神様、藤原道真公を祭神としているので、少し前までは受験生でいっぱいだったのかな?
梅の名所としても有名で、ちょうど梅苑が公開中。何年か前から入ってみたいと思っていたので、ようやく念願叶いました。
50種類・約1500本の梅の木があるそうです。
どこをみても美しい姿で楽しませてくれていました。










椿もきれいでした。






お茶席にて梅昆布茶とお菓子を頂きました。


境内にはたくさんの牛がいます。


菅原道真公と牛にまつわるエピソードが幾つかあるそうで、
・丑年に生まれた。
・「人にひかせず牛の行くところにとどめよ」との遺言から、遺骸を牛車に引かせ牛が動かなくなったところに埋葬された。
・七日七夜祈られ「天満大自在天神」の神号を給わり、ヒンドゥーの神様である「大自在天」=「シヴァ神」が白い牛にまたがっているので。
など様々な由来があるようです。

どの牛もたくさんの人になでられて、テカテカしていました。

北野天満宮を後にして、円町駅近くまで散歩。「リバーブ」というカレー屋で早めの夕食。
手前が私が注文した野菜カレー、奥が夫が注文したラムキーマカレー。


スパイスたっぷり、カレーも付け合わせのおかずもとっても美味しかったです!


極寒と呼ぶに相応しい天候ながらも、いろんな名所を巡ることができて良かったです。

帰りの新幹線の中はサラリーマンの方々の姿が目立ちました。
パソコンで作業を続けていたり、一杯呑んでリラックスしていたり。
夫も隣で大吟醸と鮒鮨でご満悦の様子でした。

途中少々ハプニングはあったけれど、過密なスケジュールの割にはのんびりした二泊三日の旅となりました。
やっぱり旅はいいものですね。
コメント
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