2年8ヶ月ぶりに師匠にお会いしました。
毎年8月は師匠の誕生月。これまでは弟子一同でお祝いの場を設けていましたが、一昨年、昨年とその機会が持てませんでした。
数えでは昨年が喜寿でしたが、今年は満年齢での喜寿をお祝いしたく、ご自宅にお伺いして弟子有志からのお花を渡しました。
師匠の近況を伺うと、コロナ禍にも影響を受けず以前にも増してご活躍の様子。
日々の臨床だけではなく、鍼灸学校での講義も益々充実しているようで、もう一度学生として講義を受けてみたい!と心の中でつぶやきながらお話に耳を傾けていました。
お話の中で師匠が何度かおっしゃった言葉は、「楽しんで」でした。難しい症例に対しても、学生にどう技術を伝えるかも、様々な工夫を考えるのも実際にやるのも「楽しんで」されているとのこと。
特に治療をする上では、真剣に向き合うほどに楽しむといった感覚とは離れていきがちですが、治療する側が「楽しんで」日々学び鍛錬していくことが、患者さんのためにできることでもあるのだと気付かされました。
短い時間ではありましたが、直接師匠にお会いできることがとにかく嬉しく、幸せなひと時を過ごせました。