゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

こどものえほん「柴村紀代・児童文学者推薦」

2007-06-13 17:00:00 | 本と雑誌

「幼児向き」

クーくんツーくんとオバケ (長新太のおでかけ絵本) クーくんツーくんとオバケ (長新太のおでかけ絵本)
価格:¥ 840(税込)
発売日:2007-04

2005年に長新太さんが亡くなって、もう新しい長さんの絵本が見ら                           れないんだ-と、とびしく思っていました。でも、1990年に出たこの                           シリ-ズが再刊されてよかった。ク-くんとツ-くんは、黄色い長ぐつ                          の兄弟です。今日は二人でかくれんぼ。でも、かくれていたツ-くん                           が泣いています。ツ-くんの中にオバケが足を入れたので、ツ-くん                           は丸々とふとってしまったのです。ほんとうにかわいそう!                                でも、ク-くんがオバケをやっつけてくれました。他の二冊も長新太                            ワ-ルドが全開でたのしめますよ。

とこちゃんのながぐつ (学研おはなし絵本) とこちゃんのながぐつ (学研おはなし絵本)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2007-04

本州の方では、そろそろ梅雨が始まるようです。そこで今月はもう                            一冊、ながぐつのお話です。とこちゃんのくつたちは、くつ箱の中                             でいつもおしゃべりをしています。公園でブランコに乗ったことや、                             デパ-トにお買い物にいったことなど、楽しそうに話ます。でもなが                            ぐつたちは、雨が降らないと、おでかけできないのです。悲しくて                             泣きだしてしまったながぐつたちでしたが、次の日、とうとう雨が                             降ってきて・・・。くつに目鼻がつくと、途端に一足が二人になるの                            がおもしろいですね。あなたのくつも、くつ箱で泣いていませんか?

「低・中学年向き」

アンモナイトの夏 アンモナイトの夏
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2007-05

北海道が世界的なアンモナイトの産地だと知っていますか?三笠                            市のように、かっていくつもの炭鉱が盛んだったことと、アンモナイト                           が見つかることは無縁ではないのです。この絵本は、幾春別川に                            沿ってアンモナイトを探しに行った少年の1日の物語です。アンモナ                            イトが悠々と泳いでいた1億年前の時間と、かって大勢の人々が働                           いていた炭鉱の街の時間と、かって12歳だった少年の時間とが重                           なり合って流れています。抜けるような青空と草いきれ、燃える夕                            焼け。それらが今もアンモナイトに魅せられているかっての少年の                            熱い思いとなって伝わってきます。

つばさをもらったライオン つばさをもらったライオン
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2007-04

これは本のすばらしさを伝える本です。昔、ねこの国を治めるライオ                            ンの王に翼を持った息子が生まれました。王子はある日、翼を使っ                            てシロクマの治めるオット-国に飛んでいきました。オット-国には                           不思議な宝があるといううわさでした。途中、翼を痛めた王子は、                             オット-王に看病してもらっている間、王に物語を読んでもらいました。                          オット-国の宝物って「本」だったのです。翼が治って自分の国に戻                           った王子は、やがて自分の国にも「本」という新しい宝を広めることで                           しょう。文字を読めるようになったら、こんなすてきな絵本も自分で読                           めます。本のすばらしさを伝える本って、こういう意味だったのです。

「高学年以上」

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