゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

笑顔生き生き

2007-06-30 16:20:00 | ダイエット

第四十九回日本老年医学会学術集会主催                                         市民向け公開シンポジウム講演要旨                                           

<肺炎と口腔ケア>佐々木英忠秋田看護福祉大学長                                 欠かせぬ歯磨き 若い人の肺炎は外から入ってくる菌によって                             起りますが、高齢者は自分の口の中の菌が原因ということがわか                            ってきました。唾液には殺菌能力があり、若い人の唾液を大腸菌を                           培養したシャ-レに垂らすと発育を阻止します。ところが、高齢者                             の唾液は大腸菌の発育を阻止するどころか、黄色ブドウ球菌が生                            えてくる。つまり、口の中の衛生状態がわるくなっているのです。                             お年寄りに口腔ケアをしっかりすると肺炎の発生率を減らせます。                            毎日、口を歯ブラシできれいにするということは、肺炎予防に重要                            です。歯のない人に対しても、歯磨きをすることで、歯のある人と同                            じように肺炎を減らせます。

<動脈硬化から身を守る>北徹京都大教授                                       糖尿病に注意を 70歳代になると、急性心筋梗塞や脳梗塞で亡                            くなる方が青年よりずっと増えます。コレステロ-ルや中性脂肪は                            体にとって大事ですが、余分だと血管にたまって、動脈硬化になり                            ます。中性脂肪は、血液にあるリパ-ゼという酵素が働いて分解さ                            れますが、リパ-ゼの働きが悪くなる原因に糖尿病があります。                             インスリンの働きが悪いと、リパ-ゼが働かず、中性脂肪がたまり、                           HDL(善玉コレステロ-ル)ができないのです。もし医師に中性脂                            肪が高くHDLが低いと言われたら、リパ-ゼの悪いと考え、糖尿病                           があるかどうか調べてください。

<物忘れ予防と長寿>鳥羽研二杏林大教授                                        大切な心の健康 年をとると体も大事ですが、心が体を支えます。                           入院患者でみると、朝起きて「おはようございます」とあいさつする                            人は、呼びかけてようやく答える人や、返事しない人に比べ、はる                            かに長生きです。運動は七十代は週に3~4時間、八十代では                              2時間程度が、活力を保つのにいいということがわかってきました。                           認知症には、魚やポリフェノ-ルの含まれる食物(お茶や野菜、                             果物など)も効果があります。物忘れ予防や生き生き長寿のこつは、                          日常生活と食事、運動習慣にあると言えます。

<高齢者のやせと肥満>斉藤康千葉大副学長                                      しっかり食べて 長生きできるという指針は、若者と年寄りでは                             違います。体格指数(BMI)と死亡率を見ると、二十代は(標準の                             22より低い)21・4が最も死亡率が低くなりますが、六十代では                             26・6です。年寄りは少し小太りがいい。やせてきた場合、体重が                           5%減ったら、大変だと思ってください。適切なカロリ-をとってい                             るのかどうかが問題です。買い物に行きづらいなど食物を適切に                             手に入れられるかどうか、吸収不良がないか、食欲がないなら、                             うつ病や薬が原因となっていないか、ほかに病気はないか、味覚                            障害はないかを調べます。しっかり食べられることが大切です。

<老年で元気に暮らす>井口昭久愛知淑徳大教授                                   積極的な思考を 米国の研究では、認知症は発症を後年に移す                             ことができます。「人生に対して常に積極的な思考がある」「コミュ                            ニケ-ションがよい」「社会の役に立ちたいと思っている」「運動習                            慣がある」「栄養に注意している」人などです。元気でいるには、                             老け込まず自尊心を持って生きる、人と比較しない、新しい経験を                            楽しむ、ことが重要です。

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老いても健康

2007-06-30 00:50:00 | ダイエット

第25回日本老年学会総会(会長、飯村攻・札幌医大名誉教授)                             一部が載っていました。                                                    「高齢者の性差とその対応」のテ-マで                                           日本臨床男性医学研究所の熊本悦明札幌医大名誉教授「中高                              年男性の医学的問題点とその対策」と題しての発表。「海外では                            男性ホルモンの低下がメタポリック症候群(内臓脂肪症候群)の                             大きな要因との認識だが、日本ではほとんど語られていない」と                             指摘。「高血圧や心疾患の人は男性ホルモンが少ないことが分か                            っている。男性ホルモンは男性のあらゆる機能をサポ-トしており、                           投与することで高血圧や高脂血症、糖尿病が改善する」と述べた。                           「女性高齢者の特徴とその対策」と題しての発表。関東中央病院                            (東京都)の宮尾益理子医師は「女性は男性より長寿で、介護サ                            -ビスを受けるのは70%が女性。男性に比べて認知症や骨折が                            多い」と分析。「女性ホルモンの欠乏に伴い、うつや尿失禁、更年                            期障害などの疾患が起きる。この場合、女性ホルモンの投与も補                            助的な療法として効果がある」と強調した。                                         「介護における性差の問題と対策として筑波大大学院人間総合                            研究科の田宮菜奈子教授「男性は65%が配偶者に、女性は32                            %が嫁に介護され、独居も多い。介護施設の利用者は男性が22                            %で、女性が77%。男性は施設ではもてもてで、男性が在宅で                             帰ると熱を出す女性もいる」と紹介。「介護を人生の営みとして意                             義あるものにするには性差を認識した上で、適切な対策が必要。                             ドイツのように家族の介護を現金給付や労災補償などの形で還                             元し、社会の労働として位置づけることも参考になる」との認識を                             示した。

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