゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

教育「行政の課題」 ⑦

2007-12-03 13:07:00 | 受験・学校

希望を求めて-再生へこう考える                                              「子供のため」最優先

100_0302 -文部科学省が43年ぶりに行った全国学力テ                           ストの完全実施に向け強い姿勢を見てましたね。                           「子供の現状を把握するために学力調査は大切                           です。やるからには全市町村すべての学校で調                           査の趣旨を踏まえ、きちっと行わないと意味が                            薄れてしまう。形だけでなく、担任の先生たちがそろって一斉にやる                ことが『テストの結果をみんなで前向きに生かそう』という力にもなる                           と考えました」「北教組は当初『非協力方針』を示しましたが、これに                           は道教委が非協力の教師に対する処分も辞さない構えで実施を求                           めました。結果として『道教委は本気だ』というメッセ-ジを市町村教                          委、学校に発信することになり、スム-ズな完全実施につながりま                            した」

低学力放置せず

-結果は北海道の平均正答率が小中学校とも全国の下位でしたが。                          「北海道が下から何番目、だから北海道の教育はダメといった議論で                          問題は解決しません。『応用力が足りない』という全国的な傾向に着                          目し、学力を幅広くとらえて子供たちを伸ばす手だてを講じたい」                             「一方で、道立高の校長先生から『掛け算、割り算ができない生徒が                          いる』という話を聞かされることもあります。『幅広い学力』とは別問題                           として、基礎的な計算力や英語のスペルなどが身についてない低学                           力を放置しては、教育の責任を果たしたことになりません。このため                           道教委は現在、小中学校の各段階で『全員が必ず身につけなくては                          いけない基礎学力』を独自にコアアビリテイ(中核的能力)と位置づけ、                         子供たち全員に指導を徹底するための方策を3年計画で立案中です」

身内の論理排除

-滝川市で起きた小学生のいじめ自殺では、道教委内部で遺書の                           コピ-が紛失したことなど゛が批判を受けました。その後の組織改                            革は。                                                               「遺書紛失は私の就任半年後に発覚し、道教委全体の意識改革が                           必要と痛感しました。『身内に都合の良い役所の論理』がなかった                            かを自問自答し、『子供たちのため』をすべてに優先して考える。当                            たり前のことですが、これを徹底することが私の責任です」                                「今年6月の機構改革で部制を廃止し次長のもとで情報を一元管理                           する体制にしたのも、課題を共有し機敏に対処する目的です。まだ                            満点ではありませんが、道教委は前向きに変わりつつあります」                             -北広島市では同級生へのいじめを訴えた中学生が逆に孤立して                           転校を強いられたことが発覚し、最近校長が処分を受けましたが。                           「北広島の問題では、学校当局、管理職に『子供を守る』という強い                           意思があったのか。疑問を抱かざるを得ません。生徒にトラブル、問                           題が及んでいるのに迅速に行動せず静観することは『手をこまねい                           ていた』と同じです。これからは、道教委の組織も学校現場も『何もし                           ないでいる』こと自体が、責任を問われることになります。学校現場で                          このことを徹底したい。大多数の先生が一生懸命にやっていることは、                         十分に理解しています」                                                     -教師を目指す若者が減っていますが。                                          「先日、小樽水産高校の実習船の出発を見送り、胸が熱くなりまし                           た。道教委の教員はペ-パ-テストの成績順で採用するわけでは                            なく、面接などで教育への志とエネルギ-を重視します。専門知識や                           経験を生かしてもらうため、教員免許を持たない人の採用も本年度か                          ら枠を拡大しました。情熱のある若者に、教育という素晴らしいプロ                            ジェクトにぜひ参加してほしい」

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