先週、昔よく行った「名画座」・・・「飯田橋・佳作座」の話をこのブログに書いたら何故かアクセス数が急に増えました。
そこで、味をしめた訳ではありませんが、また、また昔の話をしょうかと思います。
私は子供の頃から「落語」を聞くのが好きでした。
中学生の頃は「演芸番組」で「落語」や「浪曲」、「講談」なんかをよく聞いてました。
そんな訳で、東京に来たら行ってみたい場所の一つに「寄席」がありました。
そして、東京の会社に就職し、最初の勤務地が偶然にも新宿でした。
新宿と言えば、新宿3丁目にあるのが「寄席」の「末廣亭」です。
当時は仕事帰りとかに「末廣亭」によく行きました。
子供の頃のささやかな夢?が東京に来て早くも実現した訳です。
昨今の諸事情で、「寄席」と言ってもビルの中に入っている所も多いのですが、「新宿 末廣亭」は今でも、写真のように「昔ながらの寄席の雰囲気」をとどめています。
営業時間は 「昼の部が12:30~16:30 」、「夜の部 17:00~21:00」の二部制です。
木戸銭(入場料)は現在は2700円だそうです。
平日は昼夜入れ替え制をとっていないので、時間が許せば、昼の部から夜の部まで通しで見る事も可能です。
一日笑って過ごせてこの値段!は魅力的ですよね。
そんなに暇じゃない?・・・まあ、時間が許せばの話ですけど。
それと、毎週土曜日の夜には21:30~23:00頃まで「深夜寄席」と名付けて「若手の落語家の勉強会」をやってます。
こちらの木戸銭は500円!です。安いでしょ!
「寄席」では「落語」だけでなく、その時々で色物と呼ばれる「漫才」、「講談」、「紙切り」、「マジック」などが合間合間に入ります。
場内での飲食や演目の途中での出入りは自由です。
演目の始まりを告げるお囃子を聞くだけで、気分わくわく、楽しいですよ。
最近、TVでは「漫才ブーム」なんて言ってますが、残念ながら「寄席」に行った事がある人は少なくとも私の回りにはほとんど居ません。
若者に至っては、「漫才」は「寄席で聞く」のではなくて「ライブハウスで見る」ものらしいです。
「若手の漫才コンビ」はしょっちゅうTVのバラエティー番組に出てますが、「若手の落語家」はほとんど見かけませんね。
たまに出演していても、有名落語家の息子とか・・・。
寂しい限りですね。
「落語」は「日本独特の話芸」です。
もっと大切にしたいと思いませんか?
「寄席」に行った事のない方、一度、足を運んで「生の落語」を聞いてみてはいかがでしょう。
興味のある方は「新宿末廣亭」のHPへどうぞ。
そう言えば、
「落語をやる人」には
「入れ歯の人が多い」って知ってましたか?
なんて言っても、
「歯無しか!」ですから・・・。
え?そんな駄洒落は「よせ!」って・・・
お後がよろしいようで・・・・。