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曼珠沙華

2007年09月24日 | ○○な話


曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
を見に行ってきました。

場所は埼玉県日高市の
巾着田(きんちゃくだ)と言う所です。

巾着田とは日高市内を流れる清流の高麗川(こまがわ)の蛇行により長い年月をかけて土地が侵食され、その形がきんちゃくの形に似ていることから、巾着田(きんちゃくだ)と呼ばれるようになったとの事。

      

この巾着田の広さは直径約500メートル、面積約17ヘクタールで、その中に菜の花、コスモスなどの花々が咲き、中でも全国的にも最大級と言われる珍しい曼珠沙華の群生地があり、秋には一面が真紅に染まります。

  


曼珠沙華は一般的には彼岸花(ヒガンバナ)と呼ばれるヒガンバナ属の多年草です。

  

山口百恵の『曼珠沙華』という歌を覚えている方も多いでしょう。



阿木曜子作詞のこの歌が「まんじゅしゃ」ではなく「まんじゅしゃ」なのが話題となりました。

もっと年配の人なら、「赤い花なら曼珠沙華(まんじゅしゃげ)~」という歌がどんな歌だったかは忘れても、この部分だけはよく覚えているはず。


日本に存在する彼岸花は全て遺伝的に同一であり、中国から伝わった1株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えられています。

この花は全草有毒で、特に鱗茎(球根)にアルカロイドと言う毒を多く含んでいます。

毒があることから「毒花」「痺れ花」とも呼ばれます。

また、昔はお彼岸に咲き、土葬をモグラや野ネズミなどから守る意味もあって墓地などによく植えられているため、「死人花(しびとばな)」「地獄花(じごくばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」のようなちょっと怖い呼び名もついているそうです。


一方、韓国では彼岸花のことを「相思華」ともいいます。

これは彼岸花が秋雨が降ってやがてお彼岸の頃になると芽を出し、1日に10cm近くも茎が伸びて、瞬く間に50センチ位になり、真っ赤な花を咲かせます。

そして1週間ほどで花も茎も枯れてしまい、今度は球根から緑の葉っぱがすくすくと伸びてくるのです。

花と葉が同時に出ることはないから葉は花を思い、花は葉を思うという意味らしいです。

秋の季語で花言葉悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」。

曼珠沙華 抱くほどとれど 母恋し (中村汀女)

曼珠沙華 不思議は 茎のみどりかな (
長谷川双魚)

私が行った日は生憎の小雨模様でしたがそれでも大勢の人出で賑わっていました。

早咲きの曼珠沙華は満開で、曼珠沙華以外にも秋桜蕎麦の花も咲いていました。
 

巾着田の写真をもっと見たい方は

2007年9月埼玉県日高市
巾着田、曼珠沙華・秋桜の写真撮ってきたど~!へどうぞ

コメント (1)
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