埼玉県北東部に位置する加須市にあります「浮野の里(うきやのさと)」のあやめ祭りに行ってきました。
この「浮野の里」には、「浮野」と呼ばれる湿原でできた一画があります。
「浮野」とは、昭和22年のカスリン台風により利根川が決壊して一帯が水没した中で、この一画だけが浮上していたことが目撃されたといわれている場所で、「浮野」ができた経過を調べると、なんと氷河期までさかのぼるのだとか。
「浮野とその植物群」は埼玉県指定天然記念物となっています。
また、この一帯には、クヌギ並木や田堀などがあり、古き良き田園風景が広がっています。
その「浮野の里」の中心に「花菖蒲園」があります。
この「花菖蒲園」には、地元「浮野の里・葦の会」の方たちにより、丹念に育てられた花菖蒲が約2,500株あり、紫と白のグラデーションが鮮やかな花びらと深みのある緑の葉とが絶妙なコントラストをかもし出しています。
花菖蒲の開花にあわせて、「浮野の里・あやめ祭り」が開催されています。
この祭りの名物は何と云っても「女船頭さんの田船!」
県内でもこのイベントでしか乗ることができない田舟に乗り、情緒ある女船頭さんの手漕ぎで田堀を遊覧する事ができます。
「浮野の里・あやめ祭り」は6月21日まで開催されています
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