船戸 与一 「蝕みの果実 」を読みました。
セミ・ファイナルに名を借りた“私刑(リンチ)”の開始ゴングは鳴った。
だが、負け犬にも魂がある……。
アメリカ・スポーツ社会の片隅で孤高の闘いを続ける日本人たち。
彼らの壮絶な生き方と苦悩をダイナミックに描くハードボイルド小説集。
7編を納めた短編集。
いずれも舞台はアメリカ。
登場人物は何らかのスポーツに関係している。
その内容はいわゆる「スポーツ小説」ではありません。
「スポーツ」の華やかな部分ではなくその影に隠された部分を描いています。
「スポーツ」といってもその分野はさまざま
我々が知らなかった闇に生きた人々の思いとは・・・。