福岡市内ないし近郊で蛍がいるところをネットで調べ、行ってみては空振りが続いていた。
那珂川の中ノ島公園、たくさん人は来ているが、数頭飛んでいるのを見かけただけ。
室見川の石釜地区、こちらもたくさん人が来ていたが、やはり数頭見かけただけ。
牛頸ダム、蛍はたくさん飛んでいたが、来た人達が狭い範囲に集中するため、三脚を立てて撮影するには厳しい状況だった。
ファインダーのフレームの中に人が身を乗り出してきたり、子供達が三脚に触れても文句は言えない。
星空同様、夜な夜な出動しても、まったく成果がないまま帰ってくる日が続いた。
そこで、都心部から少し離れた、この宮若へ行ってみた。
日が落ちて暗くなりだしても、僕以外誰もやって来ない。
ほんとにここは蛍がいるのだろうかと不安になる。
うっすら暗くなってきたところで、ようやく夫婦一組が現れ、蛍も光を発し始めた。
その後、三々五々人々がやってくるようになり、たくさんの蛍が飛び始めた。
都心部に近いところと違って、やってくる人の多さが全然違うので、三脚を立てての撮影もまったく問題なかった。