goo

志賀高原、春スキー

 毎年5月の連休は長野県の志賀高原にスキーに出かける。よく、5月に滑ることが出来るのか、と聞かれるが、この20年間、滑れなかった年は無い。

 もっとも志賀高原には沢山のスキー場があって、標高の低い丸池とかジャイアンツは滑れないことが多いが、一の瀬や熊の湯、横手はまったく問題なく滑ることが出来る。

 これが2008年5月3日の一の瀬ゲレンデ。土の出ているところはまったく無く、雪の量は問題ない。雪質は太陽が出てくると、とたんに悪くなるが、曇り空であれば3月とあまり変わらない雪質で、十分楽しむことが出来る。

2008年5月3日の一の瀬ゲレンデ

 太陽が出ているとTシャツ一枚でいても寒くなく、絶好のバーベキュー日和になる。肉を食って、ビールを飲んで、なにしろ今シーズン最後のスキーなので思い切り楽しむことになる。但しこの昼食は2時間以上かかるので、リフトの一日券の元が取れないのが玉に瑕である。もっとも、酔っ払った頭ではあまり気にならないのではあるが。

 この頃の志賀高原は自然もすばらしい。残雪の中をドライブするのは本当に気持ちが良い。

残雪のドライブ

 又、雪解けの湿地には水芭蕉が咲き始めている。特に今年の水芭蕉は大きくて見栄えがする。

水芭蕉

 片栗の花やフキノトウも見ごろだ。特にフキノトウは雪解け後いっせいに芽を出すので、場所を選べば30分位で1kg位は簡単に取れる。これは天ぷらにすると美味しい。

片栗の花とフキノトウ

 もう少し標高を下げると桜が満開だ。

志賀高原の桜

 このように雪山から花まで見るところは多い。スキーを滑らなくて、ドライブだけでも十分に楽しめるので来年の連休にはお勧めだ。

 

日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

亡国のグルメ、人生を棒にふる

 最近マックが熱い。

 米国の消費者情報誌が、マクドナルドのコーヒーはスターバックスより美味いと言ったらしく、マクドナルドは売り上げを伸ばし、スターバックスは店舗のリストラを進めている。

 スターバックスで本日のコーヒーのショートサイズは280円。これに対しマクドナルドのプレミアム・ロースト・コーヒーは100円である。値段が三分の一で味が良ければこんなに良いことは無い。

 今年の7月、北海道で洞爺湖サミットが開かれる。会場になるザ・ウィンザーホテル洞爺にはフランスの三ツ星レストラン、ミシェル・ブラスが唯一の支店となる「ミッシェル・ブラス トーヤ・ジャポン」を営業している。不便な場所にあるのに予約のとりにくいレストランだ。

 このミッシェル・ブラス トーヤ・ジャポンの料理長、ジェームス・ウィルキンスが暴行の現行犯で逮捕された。4月19日のことだ。ウィルキンスはマクドナルドで、カウンターに置いてあったバーベキューソースを勝手に取ったところ、従業員に注意されたため立腹。この従業員を床に引き倒して逃げた上、追い掛けた別の従業員の顔も殴ったということらしい。ふむ、バーベキューソースねえ、、、、、、

 この連休、志賀高原までスキーに出かけた。シーズン最後のスキー、ゲレンデの脇でバーベキューをするのが楽しみだ。食材は信州中野にあるジャスコで仕入れる。カートいっぱいの食料品を買って出口に向かったのだが、そこにマクドナルドがあるではないか。これは「マックナゲット、バーベキューソースとプレミアム・ロースト・コーヒー」を買うしかない。


 さて、コーヒーである。紙コップなのだが、エンボス加工がしてあり、持ちやすい。肝心の味は、薄いという印象。ローストが浅いとは聞いていたが、好みから言うとスタバに軍配が上がる。結局半分くらい飲んで、ご馳走様をした。

プレミアム・ロースト・コーヒー

 次は本題のバーベキューソース。そのまま味見をしたり、マックナゲットをディップしたりしてみたのだが、、、、、、、、

マックナゲット、バーベキューソース


 幸いなことに、私の場合、バーベキューソースを勝手に取って逮捕されることはなさそうだ。




日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。

 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

河童の鍋

 「お誕生日に銅ナベがほしいのよね、ジャムを作ると美味しいんだって」おいしいもの大好きのライオンちゃんからのメッセージだ。

 ジャムを作るのに銅ナベを使うというのは知らなかった。今まで、ジャムを作るには金属鍋を避けるようにということで甘夏マーマレードを作る時、パイレックスのナベを使っていた。これは実験する必要がある。

 まず、銅ならカッパーでしょうということで、東京、上野の近くにある道具屋街、かっぱ橋に出かけた。料理関係の道具屋がずらり並んでいる通りである。何軒か回って結局、鈴木信也機械製作所で銅ナベを購入した。「これは職人が一枚の銅板からたたき出したものでお値打ちです」と言われて購入したものだ。

かっぱ橋で購入した銅ナベ



 本来なら誕生日に渡すところだが、銅製の鍋はすぐに錆びるので扱いが難しい。一回使ってみて手入れのしかたを教えて欲しいと言われたので、これは渡りに船。実験が出来る。

 作り方は以前の手順に正確に従っている。

 パイレックスの鍋と銅ナベをつかって、同じ材料、同じ条件で同時に製作開始。

銅ナベパイレックス鍋


 実際に同じ火の強さで加熱していくと銅ナベのほうが半分くらいの時間で調理が進む。例えば銅ナベでは5分くらいでアクが出始めるが、パイレックスでは10分経ってもアクが出てこない。短時間で加熱が終わるのなら甘夏の香りがあまり飛ばないかもしれない。これは良い。結局、銅ナベでの加熱時間はパイレックス鍋の半分くらいで、ジャム化した。

 さて、味見である。今回作った銅ナベ製、パイレックス鍋製、そして2月に作ったパイレックス鍋を使ったものを比較してみた。勿論ブラインド・テスト。

ブラインド・テスト

 結果、最も評判が良かったのが2月にパイレックス鍋で作ったもの。柑橘系のフルーティな香りとやわらかい苦味、甘夏の収穫時期が良かったのだろう。

 次点が今回パイレックス鍋で作ったもの。4月も下旬に収穫した甘夏なので香りが弱くなっているようだ。それでも香りと苦味のバランスは良い。

 駄目なのが銅ナベのマーマレード。加熱が効率よいので必要な時間過熱できていないのかもしれない。そのためか苦味が荒々しい。では香りは、というと香りもほとんど感じられない。

 銅ナベでのジャムは加熱方法の工夫が必要なようだ。今年の甘夏の収穫は終わってしまったので来年の宿題とする。

銅ナベ製マーマレード


 これが今回銅ナベで作った甘夏マーマレード。河童印にしたのは、、、勿論、銅ナベ仕込み、ということなのだが、、、、


日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。

 
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

ネバー・ギブアップ

 「そうねぇ、、、食べられちゃった時は、さすがにもう駄目だと思ったわ」とニンフのミント嬢。「人生、こんなことも起こるのだと、つくづく思ったのよね。最後まであきらめちゃいけない、ネバーギブアップなんだって」

鶴と蛙

 道端に転がっている、どんなに小さな石でさえ、数十億年の歴史を背負っている。あなたが今、蹴飛ばした小石も、45億年前、宇宙の塵が集まり、太陽系が形成されつつあった時代に、地球に飛び込んできた、星のかけらかも知れない。

 実際、私達の体を構成する元素も、呼吸する酸素も、遠い昔に、ヘリウムを原料として恒星の核融合反応の中で生成されたものである。この恒星の寿命が尽きた時、超新星爆発を起こし、ばら撒かれた物質、これがやがてまた集まり始め、太陽や地球を作り、植物や動物を作り出したわけである。

 そんな悠久の時に思いをめぐらせていると、今、私が宇宙のこの場所、この時間に存在することについて運命と言うものを感じざる得ない。運命とは予測できない驚愕のロマンである。

 どんな小石にも粛々と従ってきた運命があるように、道端の雑草にも思いがけない運命が待っていることがある。あなたの想像力を駆使して、このミントの葉に起こったことを推理して欲しい。

マリークロードのデザート


 母の退院祝いを兼ねて、母の娘と一緒にフレンチを食べに出かけた。美味しくいただいた料理の最後に出てきたデザート、生クリームの上に可愛いいシャーベットが二つ。そこには彩りよくミントの葉も飾られている。

 さて、このミントの葉に、これから何が起こりうるか、考えてみよう。食われちゃうとか、ディスポーザーの藻屑となってしまうとか、たいして面白い運命は待っていなさそうだと思ったあなた、想像力不足と言うしかない。

 ひそひそと娘と話をしていた母は、生クリームがいっぱい付いたミントの葉を、口にほおばった。やっぱり食われちゃったのかと思ったあなた、想像力不足と言うしかない。

 口の中できれいにミントの葉についていた生クリームを落とすと、母と娘はティッシュペーパーを取り出し、水でぬらし、その葉を優しく包む。その悪戯っぽい目はなんだ。

 家に帰り、丁寧にティッシュペーパーから取り出されたミントの葉は、早速プランターに挿し木された。毎日、毎日水をやり、これが一ヵ月後のあのミントの葉である。

挿し木されたミント

 運命はあなたに、想像をはるかに超えた未来を用意しているかもしれない。ネバー・ギブアップ。



ref:「僕らは星のかけら」マーカス・チャウン、無名社/SB文庫

日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
   次ページ »