Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

忘れちゃいけない!ジャパンフェスティバルで、コール双葉出演!

2008-06-18 | シカゴ日本人学校全日校
21日(土)のジャパン・フェスティパルに、シカゴ日本人学校の保護者たちのコーラス部「コール双葉」も出演する。いつも毎週火曜日に熱心に活動しているコール双葉。その練習の成果を聴くことができる。

去年のジャパン・フェスティバルで、息子たち中学部のソーランの前にコール双葉のコーラスの美しい歌声を聴いた。一瞬、スポッと日本にいるかのような感覚におちいって、静かに聞き入ったものだ。今年は、数年前より人数が増えて、ますますのった歌声を聴かせてくれるだろう!

今日、息子が学校からもらってきたパンフレットによると


日時:6月21日(土)11時~11時半

場所:Forest View Educational Center

曲名: 
    1 花いちもんめ
    2 夏は来ぬ
    3 荒城の月
    4 秋祭り
    5 旅立ちの時

ぜひ、皆さん、コール双葉の美声を聴きに行きましょう!


ジャパン・フェスティバルの中学部のソーランに向けて!~おそろいのTシャツを作る!

2008-06-18 | シカゴ日本人学校全日校
シカゴ日本人学校中学部は、21日土曜日から始まるフォレスト・ビュー・エジュケーショナル・センターでのジャパンフェスティバル1日目、1時半よりソーランを披露する。今現在練習真っ只中。来週火曜日からの定期テストもあり、その準備勉強もあいまって、中学生たちは両立に頑張っている。



というわけで、子供たちを応援する意味も込めて、ソーランの踊りのときに着るはっぴの下の黒いTシャツを急遽そろえることにした。双葉の緑のロゴがはっぴからでも見えるように、真ん中に入れ、カッコよく!といっても、昨日発注したので、仕上がりがどうなるか不安ではある。明日の午前中に出来上がるという。

水曜日に中2のお母さんたちと話して、トントン拍子にことは進み、一気にデザインを決め、双葉会からも注文をいただき、(またしても、我らが後藤会長ありがとうございます)昨日、学級委員の相棒のタカハシさんに協力してもらい、さっさと発注を行ってしまった。

今日、同じバスストップの頼りになるエンドウさんと一緒に、Tシャツに入れる緑の色を決めに、近所のハイファイブという業者に行って来た。しかし、昨日の夜、Tシャツの数を決めて、メールに出し、明日の10時までに出来上がるというのは、まさに職人芸だ。上の息子のチームのビジネスマネージャーとして、この業者にユニフォームの名前と背番号を印刷するのを頼んだのだが、確実で、仕上がりが早い!そして、数が多かったので、1枚7ドルという安価。1色刷りにしたのもよかった。

では、木曜日には、みんなのもとに届きますよ!頑張れ、中学生たち!


Happy Father's Day! ~リトルリーガーたちの父の日は、いいプレーを見せること!

2008-06-16 | リトルリーグ
父の日の今日は、午後から素晴らしい晴天になり、下の息子のチーム、インディアンスは、バッファローグローブのエムリック・イーストというフィールドで、おじいちゃんやおばあちゃんを招待して、試合を見ながらのポトラックパーティーを楽しんだ。

マシューとおじいちゃんとおばあちゃん

対するのは、現在ファームリーグでも勝ち数で上位の強敵エンジェルス。去年、おとどしと一緒のチームだった野球のうまいブラッドとジャックが所属するチーム。よって、息子もエンジェルスと対戦するのを楽しみにしていた。



私は、上の息子の英検の送り迎えで、試合はちょっとしか見れなかったが、インディアンズが3対2でリードしているので安心。持ち寄りのアップタイザーを食べながら見る。私が持ってきた子供たちへのラムネは、インディアンズのメンバー用にぴったり12本。ビジネスマネージャーのリサが、息子のジャシュが大好きだと大喜び。しかし、なんと貴重なラムネを2人の大人が飲み始めてしまった。リサがすかさず、ラムネを隠し、もっと買ってくるように頼まれる。ラムネってアメリカ人にこんなに人気があるとは、知らなかった。

息子もヒットを打って、父の日の自分の任務を果たす。父もうれしそうに写真に息子とおさまる。

試合は、インディアンズが追加点を入れ、クローザーは、またしてもエースのマシュー。エンジェルスのスラッガーで、仲良しのブラッドを三振に見事しとめ、チームを勝利に導く。インディアンズのメンバーは、父の日に、大きなプレゼントを贈れた。みんな父たちと写真におさまり、最高の笑顔を見せる。

 監督のアルと息子のジャスティン

試合後は、子供たちは、ラムネを大喜びでがぶ飲み。木登りしながらのチームフォトにおさまり、フィールド裏の小川のダックを見て、一息いれていた。

上の息子の方は、今日トラベルのチームとハウスリーグのチームと両方で2試合あったのだが、ラッキーなことに、朝の雨で、両方中止とあいなった。というわけで、心置きなく、今日は英検を受けられました。試合をやってから、駆け込んで受験すると精神的に余裕がないので、よかった。こういうこともたまにあるのねえ。

BGRAトラベルチーム「ペイトリオット」の開幕戦で、息子開幕投手に!好投すれど、勝利ならず!

2008-06-15 | リトルリーグ
今日は、素晴らしい快晴の土曜日の絶好の野球日和。雲一つないとは、このこと。息子が所属するバッファローグローブのBGRAの13歳のトラベルチーム、「ペイトリオット」が今季参加するノースショア・ベースボール・リーグ(NSBL)の開幕戦。これから、7月下旬にかけて、このシカゴ校外のよりすぐりのトラベルチーム同士で、激しい闘いが繰り広げられる。

ペイトリオットは、5月の終わりのメモリアルディ・ウイークエンドで、数試合闘っている。まあ、前哨戦といったところか。5分5分ぐらいの結果だったようだ。
 
ペトリオットの緑のユニフォームがとてもカッコいい!左上の袖にアメリカ国旗、右上の袖に、昔のアメリカの独立戦争時代の兵士がついている。いかにもペイトリオット、愛国者という感じ。この緑のユニフォームが上で、真ん中に「バッファロー・グローブ」と黄色の文字で大きく入っている。その下のユニフォームは、黄色で、「ペイトリオット」と大きく緑の文字で入っている。この色使いが誠にセンスがいい。このペイトリオットという名前は、地元の名門、スティーブンソン高校の野球部のペイトリオット(生徒数が多いため、このチームに入るのは、かなりの難関らしい)からきているらしく、子供たちにとって、とても誇らしい地域を代表するチームというイメージがあるとのことだ。

息子は、そのときのトーナメントでは、1試合だけ参加して、ピッチャーをやったが、調子が悪く、打たれた!BBGRAの多くの保護者たちから一目おかれるほど、評判のいい、トラベルチームの監督経験の多いベテラン監督、ブルースは、その試合後、「スピードだけで押すな。トラベルの選手たちは、速い球でも打てるから、変化球やスピードを変えて、もっと工夫しろ。」というようなことを息子にアドバイスしていた。

今日が、開幕戦だとわかっていない私たちは、のほほんと家族でピクニック気分で、プロスペクトハイツの広々としたマッカーサーパークへ。息子がいきなり先発だと聞かされて、「エーッ!」後で、開幕戦だと知って、びっくり。今日は、緑の方は、着ずに、黄色のペイトリオットの方でプレーするという。

下の息子とボーッとしていると、のんびり寝そべっていた太っちょのおじさんが話しかける。日本人メジャーリーガーの話をペラペラ。「父の日はどうする?俺は、娘からよくカードをもらったり、レストランに連れて行ってもらったりしたよ。」よーく見ると、このおっさん、審判の服着ているじゃん。ベテランの主審の感じだ。

ハウスリーグの息子のチームの監督、ティムは、息子同士がトラベルでも同じチームなので、うれしそうに私たちに話しかける。昔、ハウスリーグのチームで一緒だったマイケルのお母さん、キムともしゃべりまくる。というか、キムから質問ぜめにあう。息子の日本人学校のこと、高校はどこに行くかなどなど。よほど、日本人である息子に興味があるのだろう。

さて、息子が投げ出した。調子は悪くない。しかし、なんでもないゴロを内野がうまく捕れず、エラーが2つでて、2点献上してしまう。しかし、その後は三振にしとめて、抑える。盗塁の走者もキャッチャーのショーンが強肩を見せ、矢のような送球で、3塁でアウトにしとめる。こういう鋭いプレーが誠にトラベルらしい。



ペイトリオットの方は、打線に元気がない。相手のピッチングも良さそうだ。でも、打てない相手ではないのに、打線が続かない。


対戦相手のプロスペクト・ハイツの先発ピッチャーも好投

2回、3回は、息子は、いつもの力強いピッチングで、点数を与えず、うまく抑えた。

 かなりふてぶてしくなった息子。鋭い目線がこわい!

とくに、体の大きいクリーンアップの選手に対したときは、力で押しながら、何回か後ろにファールにされ、見ているほうもハラハラしたが、最後スローな変化球で、うまくタイミングをはずし、空振りにしとめる。大きなスラッガーを空振り三振にとる快感は、最高であろう。おお、前回の監督のアドバイスをしっかり実行しているではないか!監督もさぞやうれしいだろう。



監督のブルースは、息子のピッチングの調子がいいので、もっと投げさせたかったらしいが、めずらしく、息子の肩が痛く、自分から投げるのをやめることを申し出た。今週は、水曜日のハウスリーグの試合で、クローザーとしてめいっぱい65球投げ、練習でも2日間続けて投げたので、無理をしないほうがいいとの判断。しかし、3回投げて、30球も投げていないほどの少ない効率のいい投球数。お見事!

肝心のバッティングは、打順5番。2回目の打席で、2塁に走者をおいて、息子の打席。

 
いつものように、独特のストレッチをして、構える神主打法で、相手投手を威嚇



パッカーン!外野への大きなあたり。2塁打のようだ。これで1打点だ!と思ったら、なんと本塁突入の走者がバックホームされて、刺されてアウト。外野の抜群のコントロールとそれに答えて、キャッチャーがバシッと素手で獲るというファインプレー!さすが、トラベルチームだ。こんなにひきしまったプレーがでるとは。負けていても、こういう迫力のクロスプレーが見れるだけでも、来た甲斐がある。

その後、息子は、足でかせいだ内野安打で打線をつないだが、やはり打線がつながらず、ペイトリオットは1点も取れず、5対0で負けてしまった。しかし、7回で、1時間半という展開の早いひきしまった試合で、見ているほうは気持ちが良かった。やはり、両方のトラベルチームは、守備が抜群によかった。これからどんなドラマが生まれるか、楽しみである。



今日は、下の息子の仲良しの友達、リオ君たちが応援に来てくれて、リオ君のお母さん、リカさんにも息子の雄姿を見せられて、よかった。リオ君は、「どうやったらあんな速い球が投げられて、どうやったらあんな速い球が打てるの?」と帰り道、お母さんに聞いていたらしい。

明日は英検!でも野球の試合が・・・

2008-06-15 | 教育一般
明日は、子供たちにとって大事な英検を受ける日。上の息子は、野球の試合と英検の受験時間が重なって、勉強していないせいもあり、どちらをとろうか迷っている。

野球が彼にとって一番大事なことをわかっている私は、上の息子に、「すごく(野球の)調子がよくなってきていて、チームにとってあなたは欠かせないから、英検受けなくてもいいんじゃない。英検は日本に帰ってからでも受けられるけど、ここでの野球の試合は、日本に帰ったらないわけだし。」などと普通の親なら、絶対言わないことを口走ってしまった。

前回の試合内容が、3塁打2本、シングル2本、4打点で、ピッチャーもクローザーとして、見事な投球をしたチームを勝利に導いた息子。もしかすると明日の試合で、ホームランがでるかもしれない。1試合たりとて、無駄にできない。1試合、1試合の積み重ねと努力で、精神ともに向上していく。英検か試合か・・・どちらも同じように大事。

息子は、ずっと考えて、考えて、最後「やはり受ける!」という。まったく準備をしていないが、単なる腕試し。昨日、学校で、中3の1人の男子がロスに英検を受けにいくのを同級生の仲間たちと先生たちが送り出しているのを目撃した。ロスで現地校に通っていたときの友達に会いにいくのだそうだ。「いってきます!」晴れ晴れとした表情で、彼はでていった。

全日校にも英検準1級を受ける中学生が何人かいます。彼が、現地校から移ってきたのがいつだっだのか覚えていないが、全日校の同級生たちが、誠に暖かく迎え、スポーツ万能で、英語堪能の彼は今や中学部には、欠かせない強い存在感を放っている。息子も最初から一目おいていた。


太鼓をたたいて送り出す、先生、気合入れてるね!


息子の仲良しの同級生も昨日ニューヨークに旅立った。観光がてら、準1級に挑戦するという。

そんな話も聞き、息子も英検受験を頑張ろうという気になったのかなあ。周りもみんな頑張って受けるし。ジャパンフェスティバルを21日に控えて、ソーランの練習もたけなわ。定期テスト2週間前となり、その計画表も作り、テスト準備にも入っている。やることが盛りだくさんで大変な中学生たち。
Good Luck!



シカゴ日本人学校全日校運動会の模様「ジャングル」に掲載!

2008-06-15 | シカゴ日本人学校全日校
中西部の地域に絶大な読者数を誇るウィークリー情報誌「ジャングル」の今週発行(6月2週目No.215)の教育欄に、私が書いた全日校の白熱した運動会の模様が掲載された。久し振りの全日校の記事。私も自分のブログに運動会の模様を詳しく書いていたので、字数制限があるため、今回短くまとめるのに、ちょっと苦労した。

ジャングルは、ミツワやさまざまな日本人が集まる場所に置かれているため、かなりの日本人が読んでいる。日米のスポーツ、芸能、駐在生活、教育情報と情報が新しく満載のため、私たちにとって毎週見逃すことのできない情報誌である。佐藤直子氏の「スポーツ耳袋」や彼女の映画評などは、鋭く流れを一気につかめて、いつも楽しみに読んでいる。いつもジャングル編集部の方たちの日々の細かい取材で、シカゴの日本人コミュニティの大きなイベントが、行けなくてもわかりやすく理解できる。

古くからある硬派な「シカゴ新報」も日系人コミュニティには欠かすことのできない貴重なシカゴの新聞である。長年の功績で、たしか外務大臣賞をとっている。そのほか素晴らしいライター(シカゴ界隈の各分野で活躍している日本人)をかかえる季刊「Qマガジン」などさまざまな日本人で成り立つメディアのおかげで、私たちのシカゴ生活が潤っているといえよう。






下の息子、今シーズン初ピッチング、ゲームボールをもらう!

2008-06-12 | リトルリーグ
今日は、いろいろと書きたいことがあるのだが、下の息子のリトルリーグのチーム、インディアンズの昨日の試合内容が素晴らしかったので、まずはこれ。息子は、2番手で投げることになっていたので、私もドキドキ。前日まで、毎日主人が息子を特訓し、ストライクもとれるように、かなり練習していた。


登板前日、兄の試合が終わった7時半から、同じフィールドで父との猛練習!
バッファロー・グローブの美しいオールドファームというフィールド。横で、小ぶりの湖が静かに見守る


球のにぎりを確認する。


対戦は、前回インディアンズが圧勝したレッズで、上の息子のチームのマークの弟アレックがいて、アレックのお父さんでアシスタントコーチのフィルがいる。フィルと主人はお互い上の息子のアシスタントコーチをしていて、過去同じチームにもなったことのある仲良しの間柄。敵のアシスタントコーチ、フィルがわざわざ挨拶にくる。


登板前の父との入念なウオームアップ。

試合は、レッズが点を先行し、3回表、いよいよ息子緊張しながらの登板。今季初のピッチャーなので、みんながやや心配そうに見守る中、息子は頑張った。まだまだコンスタントにきれいなストレートな球は、投げられず、山なりになるときが多い。それでも、ピッチャーとしてだしてもらえるという、誠に太っ腹の監督のアルの信頼にこたえるべく、練習を積んでのぞんだこのイニング。アルとは、3年連続してチームに引き抜かれ、息子のことをとても大事に育ててくれているのがわかる。


最初イニングで、塁が埋まり、守りのインディアンズピンチ。アルがみんなをマウンドに集めて、励ます!

最初の2人は、軽い内野フライや小さなゴロだったのだが、守備が追いつかず、残念ながらセーフ。だが、息子のピッチングは、ストライクも入り、まわりのお父さんコーチが口々に「いいピッチングをしている!」味方の守りのメンバーも息子の名前を呼びながら、「グレイトピッチング!」と大きな声で励ます。その後もゴロだったが、点数が入る。この辺で、なかなかストライクが入らず、フォアボールで、相手のコーチのピッチ。(フォアボールをだすと相手のコーチが残りのストライクカウント分投げるというルール)コーチは、子供たちに打ちやすい球を投げるので、ますます点を入れられるのではないかと、こちらはハラハラ、ドキドキ。大量に点数を入れられ、負け試合になったらどうしようと心配するが、簡単にフォースアウトなどで、2点に押さえ、スリーアウトでチェンジ。息子は、守備でもピッチャーゴロを果敢に1塁に投げる。よかった!無事に終わって。今シーズン初めてのピッチング、上出来!



打撃の方も息子は、その後続けて2ヒットを打ち、2打点を上げる大活躍。充実感溢れる顔をして、ベースを駆け回っている。インディアンズは、調子よく、点を重ね、7対5でリード。最後は、速球で球威があり、コントロール抜群のうちのチームのエース、マシューが見事なピッチングを2回披露。マシューは、1点も許さず、完璧なクローザーの役目を果たして、インディアンズが勝つ。終わりのいつもの儀式、両チーム全員のグランドでのハイファイもみんな生き生きとしている。

試合後のアルによるミーティングで、今日もみんなそれぞれ活躍したと一人一人ほめる。でも初ピッチングで、頑張って投げ、いいヒット立て続けにだした息子にゲームボールが贈られた。これで、今季2回目のゲームゴールをゲット。パチパチ!

きょうは、メンバー全員による投票で、3人のオールスターへの出場者が選ばれた。息子は、選ばれなかったので、いたくくやしがっていた。「選ばれた子たちは、たくさん練習したから、うまくなったんだよ。だから、今よりもっと練習して、うまくなったら、きっとオールスターに選ばれるよ。」と慰めた。

リトルリーガーたちは、試合での最高に楽しい思い出、くやしい思い出、チームプレーの充実感、スポーツマンシップの大事さなどさまざまなことを試合を通して学んでいく。私たちにとって、アメリカ生活でのアメリカ人家族との貴重な時間がリトルリーグでもたらされる。

上の息子、リトルリーグBGRAのオールスターメンバーに選ばれる!

2008-06-11 | リトルリーグ
土曜日、うちの家族にとって忘れられないニュースがあった。上の息子が、バッファロー・グローブのBGRAというリトルリーグのパロミノリーグ(13歳、14歳混合)の栄えあるオールスターのメンバーに投票で選ばれたというのだ。

息子にとって、ずっと念願だったオールスターへの出場。毎年、各リーグごとに独立記念日の週末に近い4日間、メジャーリーグのオールスターのように、華々しく行われる。お父さん、お母さん総出で、ボランティアで、食べ物も用意し、売り、試合の行われるフィールドは、アメリカ国旗で囲まれ、まさにアメリカといった感じ。各選手の名前が入った丁寧なパンフレットまで用意される。

試合前は、各選手がチームごとに名前をアナウンスされ、アメリカンリーグとナショナルリーグと分かれ、一列に並んで、ナショナルアンサムが流れる。まるで、本当のオールスターのような感じで、みんなが子供たちの雄姿を見るのを楽しみにするバッファロー・グローブの大きな祭典だ。プレーする子供たちは、まさに選ばれたものといった感じで、他のチームのメンバーや地域のいろんな人たちが見守る中、誇りを持ってプレーする。

このオールスターのメンバーを決めるのは、各チームメンバー全員による投票で、3人ないしその時点で、上位のチームは4人選ばれる。勿論、自分自身に入れてもいい。だから、よほど実力がない限り、ときどきは、子供たちの主観も左右する。仲には、仲のいい友達に入れる子もいるかもしれない。

息子は、この数年実力はあったのに、なかなか選ばれず、去年は、チームでピッチャーで打順4番で、選ばれてもおかしくなかったのに、4番目の投票率の補欠で、ちょっと悔しげに、チームのメンバーがオールスターにでるのを見守っていた。

今年の息子たちのチーム、パイレーツは、3人選ばれ、息子、パロミノリーグ屈指のスラッガー、マイケル、そしてチームキャプテンでキャッチャーのケンが、栄えあるメンバーとなった。

息子が選ばれた大きな理由は、前回の12対11というすさまじい試合でのこと。うちのチームが1点リードして向かえた最終回表、相手チームのエースが速球で3者三振にうちとる。その裏の最後の回、息子がクローザーとして投げ、無死2塁、3塁の1打サヨナラの絶体絶命の場面で、3者三振に相手をうちとったという印象深い働きをしたからかもしれない。このときは、全員が息子に駆け寄り、「Yが僕らを救った!」とみんな叫んだ!バッテリーを組んだケンは、最初に打撃妨害で1塁にランナーを進め、このピンチを招いたので、息子に抱きついていた。周りは、次の試合の子供たちや親たちが待っていて、異様な雰囲気。主人は、「この試合のことは、一生忘れない!」と言い放っているほどのすさまじい試合だった。リトルリーグの試合というのは、さまざまなドラマが生まれ、子供たちはその中で、相手を思いやるスポーツマンシップや勇気を学んでいく。本当に何にもかえがたい経験をしていると思う。

さて、息子のでるオールスターの試合は、7月5日(日)午後7時15分から、エムリック・ノースというフィールドで行われる。BGRAのオールスターは、7月3日(木)から始まり、6日(日)まで11試合もある。現在パロミノリーグのアメリカンとナショナルのディビジョントップの成績の監督同志がオールスターチームの監督になるようだ。息子は、ピッチャーとしてだしてもらえるのだろうか。イニング数も普段より多く行われる。各ピッチャーは、1イニングづつ投げ、できるだけ多くの子供たちがプレーできるようにしてある。息子にとって、実力のある仲良しの友達との試合も楽しみの一つである。


ハーパー・カレッジ「アメリカ野球の歴史」のクラス始まる

2008-06-10 | ハーパー・カレッジ
今日からハーパー・カレッジの夏学期が始まった。今回は、「今の私にとって、これしかない」というクレディットのクラス、「ベースボール・ヒストリー」を初めて聴講生として、受講する。教えるのは、ヒストリー・デパートメントで、ハーパーでナンバー1とみんなの評価の高いトーマス・デパルマ教授。

秋・春学期が、「デッサン1」と「デッサン2」とたて続きにアートという実技のクラスを取ったので、今回はじっくりお勉強に取り組む。野球がアメリカという国に今までどういう役割をしてきたか、歴史とどうかかわってきたのか、一般の歴史の視点とは、また違った見方で、アメリカという国を見れるのではないかと思い、このクラスを取った。夏は、息子たちの野球活動で忙しいので、今回はテストや宿題を真剣にしなくても気が楽な聴講という形にした。

今日は1日目ということもあり、生徒1人1人が、なぜこのクラスを取ったのか説明した。カブスファンとホワイトソックスファンとほぼ真っ二つに分かれ、みんな小さいころからの野球への熱い思いを語る。16人ぐらいいるうち、女の人は、私を含めてたった3人。みんな父親が他の地域の出身で、父親が「ツインズのファン」とか「レッズのファン」とか、「祖父の影響で20年間アリゾナキャンプに行き続けている」などと家族の影響が大きいことを言っている。

デパルマ教授は、シカゴ出身なので、熱狂的なカブスファンらしい。最後に私の番。「私は、子供の頃、父の影響で、読売ジャイアンツの熱烈なファン(今は違うけど)で、サダハル・オーが、ハンク・アーロンのホームラン記録を破った756号を見た!その頃、長嶋と王は、日本のプロ野球にとって、カリズマティックな存在でした。」と言うと、みんなびっくりしている。「オーは、たしか今ソフトバンク・ホークスの監督だよね。」とデパルマ教授が言うので、「そうです。オーは、前回のワールド・ベースボール・クラシックで、最後アメリカを破ったジャパンの監督でした。(みんなまたしても「ほほー!」とびっくりしている。ウウッ、快感だわ!)今は、ホシノ・ジャパンになってます。ホワイトソックスにいたイグチは、素晴らしくて・・・・フクドメは・・・・私は、息子たちのリトルリーグを通して、アメリカ人にとって野球というものが生活の一部だと実感しているので、もっと深くその関係が知りたくて、ジャーナリストとして、このクラスを取りました。」と一気にまくしたてた。隣に座っていたカブスファンの男の人が、一言「テリフィック!」とつぶやく。

今日の授業は、野球の歴史と1800年代後半のアメリカの歴史とのかかわりなどの大まかな説明があった。人種差別や政治の荒廃、世の中の暴動などの出来事は、野球のさまざまな歴史にも反映されていると教授が強調。その時代に活躍した野球人のビデオでの紹介。私には、サイ・ヤングぐらいしかわからなかった。この時代の面白いびっくりするようなルールの変換なども詳しく説明があった。

しかし、それにしてもデパルマ教授の野球データがすごい!歴史のエクスパートとはいえ、よほど野球が好きで研究していなければ、すべての細かいデータを覚えていられないだろう。帰ったら、早速息子に「今度の教授は、あんたのデータの100倍ぐらいすごい人だよ。」と教えてやった。博士号まで持っている研究者とは、常人とはやはり違う。今日の宿題は、配られたページ数の多いプリントを読んで、感想や質問などをジャーナルとして書くこと。また、じっくりこのクラスを紹介していきたい。


シカゴブルースフェスティバル2日目~ココ・テイラーバンドでの菊田俊介の存在感光る!

2008-06-09 | スポーツ一般・娯楽
シカゴブルースフェスティバルの2日目のメインステージ、ペトリロ・ミュージック・シェルのトリを勤めるブルースの女王、ココ・テイラーと彼女のバンド「ブルーマシーン」の演奏は、夜の8時35分からだった。

ダウンタウンに行く快感を覚えてしまったやっちゃんと私は、「菊田さんと話さないことには、気持ちがおさまらない!もういくっきゃない!」とばかり、綿密な計画を立る。やっちゃんは、菊田氏とどうしても一緒に写真を撮りたいらしい。

上の息子と下の息子の友達を呼び、楽しい気分で金曜日の午後を過ごさせ、その間に必死で晩御飯の支度。上の息子に下の息子の面倒を見るように頼むと、いつものように「任せておいて!」私よりきちんと面倒を見て、早く寝かせつけられる有能で頼りになるベビーシッターである。金曜日の6時半のメトラに乗り、やっちゃんと私は、再びグランドパークをめざす。

しかし、しかし、着いたら、すごい人、人、人。木曜日の昼とは、えらい違いだ。メインのステージの場所には、すぐ着いたのだが、人の多さに圧倒される。8時半より前に着いたので、その前のエディ・クリアウオーターズ・ウェストサイド・ストラットとそのゲストたちが演奏している。はるかかなたにステージが見える。こうなったら、前に進むしかない!とばかり、私たちは、ずんずんひたすら人をかき分け進む。真ん中あたりにきて、大きなスクリーンがあるのに気づく。



本格的な大規模コンサートだ。でも、みんなローンチェアでゆったり座ってビールを飲んでわいわいやってる。バカでかい屋根を立てて、日よけをしているグループもいて、こんなのありって感じ。まるで、キャンプみたいなノリ。



だいぶ前にやってきたが、まだまだステージのプレイヤーが小さく見える。やっとステージの前の座る場所を見つける。セキュリティの人がいる。チケットが必要なのかしら?えーい、はいってしまえ!笑顔、笑顔。不安気なやっちゃんをリードしながら、入る。手にスタンプを押されて、入った。なんと、まだまだ席があるではないか!やっちゃんとめまぐるしく席を探す。





そのとき、ステージには、なんと日本でも人気のオーティス・クレイが紹介されているではないか!何人かの人たちがステージ前で写真を撮っている。私も写真もとらないと!またしても、ずかずか一番前の柵に行って、必死で撮る。ここでは、何ショットか撮って、自分の席にもどればいいのだそうだ。またまた、なんて、太っ腹。これもすべて、タダよ!主役のエディ・クリアウオーターは、20年間もシカゴのブルースシーンで活躍するベテラン左ききギタリスト。



やっちゃんと真ん中の前から10列目ぐらいに2席確保し、コンサートを見ながら、夕飯を大急ぎで食べる。誰も食べてないよ。でもかまうものか!腹ごしらえをしないと、菊田さんと話せないもんねー!

ココ・テイラーとそのバンドの紹介のときは、話す人の横で、手話でも紹介されたのに感動する。



ステージ上には、昨日私たちを興奮させた菊田氏がまたしても前日と似たような透けた白いステージ衣装と帽子をかぶっている。「うーん、洗濯してないのかなあ。」「いや、きっと何枚も同じ衣装を持っているのよ。」やっちゃんと私はぶつぶつうるさい。



いよいよ演奏が始まった。さすがに、ココ・テイラーはでていない。主役の前座といった感じ。巨大な人波の渦の熱気が、一気に菊田氏の演奏に向けられる。1人の日本人のギター演奏が、これほどの大観衆の注目をとらえる。菊田氏が歌も歌う。



かなりの人たちが、菊田氏を認知しているのか、日本人がブルースを表現しているのに驚くわけでもなく、白人がブルースギターを弾いているのと同じように、その巧みなテクニックに酔いしれている。菊田氏のブルースギターは、「東洋人でもおまえらと同じハートを持っているんだよ!」と語りかける。

コンサート会場が盛り上がってきたところで、いよいよシカゴブルースの女王、ココ・テイラーのお出まし。すごい貫禄!光輝く金色のピタッとしたドレスで登場。泣く子も黙るとは、このことか!「地球が震えるようなパワフルな歌声」とカタログに表現される通り、そのド迫力の歌声は、屋外の巨大会場に似合う。



「アイム・ア・ウーマン」という歌は、まさに彼女の心の奥底からの魂の叫びといった感じか。80歳を過ぎても女であり、キャリアを全うする女王、ココ・テイラー。菊田氏は、このココ・テイラーのバンドに2000年から参加。世界中のさまざまな場所で、彼女についてツアーをしている。ココ・テイラーが菊田氏をうれしそうに見ながら、歌う。その雰囲気に菊田氏への絶大な信頼を感じる。なかなかそこまでの実力を認められた日本人ギタリストは少ないのではないか。そういう人が、このシカゴにいるというのは、私たちの誇りである。



さて、ココ・テイラーは、最後まで出演せず、さっさとあっさりと退場。なんだか足元がおぼつかない感じ。やはり、今年80歳という年齢には勝てないか?!バンドは、演奏を続ける。前に座っている大柄のアメリカ人のおじさん2人が、「チャイニーズだろ。」などど知ったかぶりで菊田氏のことを話している。ちょっと待ってよ!おじさん、思わず、トントンして、「彼は、ジャパニーズよ。」と教えたら、そのおじさん、ハイファイをする。そのすぐ後、私の左隣のおじさんが、「彼のプレーはいいねえ。」と話しかけてくるので、思わずグーサインをだした。私が写真を撮っている間、やっちゃんは、隣のおじさんに、「キクタの家族か?」と聞かれたらしい。家族って、奥さんって意味?ウーン、やっちゃんも魅力的なのだ。

そうこうしているうちに、コンサートは終了。みんな肩を組んで、挨拶。「もう一度やって!」という声がかなり聞こえるが、アンコール演奏はなかった。やっちゃんと2人で、急いでステージの方へ駆け寄る。菊田氏が機材をかたづけているところに、「きくたさーん、いい演奏をありがとう!」と手を振ると、笑顔で答えてくれた。やっちゃんが、「話したいね!」と言って、思案する。目の前のセキュリティの人に「ジャーナリストなんだけど、キクタをよんで!」と頼むが、「僕たちは、プレイヤーと話してはいけないことになっている。このステージの裏で待っていれば、話せるぜ。」と教えてくれる。

やっちゃんは、すごい勢いで駆け出し、その道を探して、まっしぐら。私は、ハアハア言いながらついていく。でも、やっちゃん、全然違う方向へ。早くしないと、菊田氏が帰っちゃうよ。やっと、楽屋からの出口を見つける。セキュリティの人に聞くと、2箇所出口があるから、どちらからでてくるかわからないという。しばらく待つ。まったくでてこないので、もう一方の方に行く。やはり誰もでてこない。もう10時前だ。10時半の電車に乗らないと次の電車まで2時間ぐらい待つことになる。「もう菊田さん帰ったんじゃない」と私は、あきらめて、歩き出す。

しばらくしたら、やっちゃんが、大声で、「あれ菊田さんだ!」菊田氏が白い帽子をかぶって出てきた。服も着替えて、ティーシャツ姿。よかった、待った甲斐があった。菊田氏は、まったく疲れた様子がなく、とても感じよく、私たちに接してくれた。写真を一緒に撮るのも気持ちよくOKしてくれた。プレーしてない菊田氏は、なんだかとても若々しく、気さくで素敵だった。やはり、ステージでは、プロのギタリストとして、真剣勝負のやや厳しい大人びた表情になるのだろう。



私たちはもっと菊田氏と話したかったが、名残惜しみながら、またまた、帰り道、タクシーに飛び乗って、興奮さめやらないまま、メトラで、音楽談義にふけって帰った。今度は、菊田氏が定期的に演奏するブルースバー、キングストンマインドに絶対行こうということになった。なんだか、病み付きになりそうな気配です。菊田さーん、素晴らしい一夜をありがとう!

また、明日、もう少し写真を追加します。