朝に浮かんだイメージは、
天香久山の許に白い衣がはためいているシーン だった。
舒明天皇も行っていたという「国見」という儀礼を天香久山で行う(または行った)ことになっており、山を見ると麓に出来たばかりの「白栲の衣」が干されている=まるで雲のように
雲と思ってみると、その上に登り「国見」をする私(持統天皇)は…という事になっていく。
いやらしい想像だが、
実は権力の誇示をも現している…とも読めるのではないだろうか。
その道具となったのが「白栲のはためく光景」でもあり、「和歌」でもあったという事になる。
「国見」という儀礼があることは、【天孫降臨の謎】関裕二 著 PHP文庫 で知った。