ふと、西行って、どんな歌を歌っていたのか知りたくなって、図書館から借りてみた。
和歌にはトント縁のない私であるが、平安時代を調べていくにつけ、気になっている。
そんな中【内的自己対話-川の畔のささめごと】氏の中の記事に「塚本邦雄」という名前を見つけ【王朝百首】を買ってみた。
この本は、素晴らしかった。
歌に興味のなかった私が夢中になるほどの、そして呪文のようにも聴こえる歌が、声になって聴こえてくるのである。
そして、お気に入りの歌人もできた。藤原良経。一体どんな人物なのだろうかと、こちらも気になる。
「西行花伝」は、平安のちょうど源行真申詞記の時代とかぶっていて、人間関係はどろどろとしているが、その中で一途に「美しさ」を求めて僧になった西行とその弟子藤原秋実が西行の死後に縁の人を訪ね歩いて話を聞いていく物語である。
この本では、西行は待賢門院に嫌がられてはいない。
西行 「花ならぬ 言の葉なれど おのづから 色もやあると 君拾はなん」
俊成のかへし 「世を捨てて 入りにし道の 言の葉ぞ あはれも深き 色も見えける」
良経 「さびしさや 思ひ弱ると 月見れば こころの底ぞ 秋深くなる」
和歌にはトント縁のない私であるが、平安時代を調べていくにつけ、気になっている。
そんな中【内的自己対話-川の畔のささめごと】氏の中の記事に「塚本邦雄」という名前を見つけ【王朝百首】を買ってみた。
この本は、素晴らしかった。
歌に興味のなかった私が夢中になるほどの、そして呪文のようにも聴こえる歌が、声になって聴こえてくるのである。
そして、お気に入りの歌人もできた。藤原良経。一体どんな人物なのだろうかと、こちらも気になる。
「西行花伝」は、平安のちょうど源行真申詞記の時代とかぶっていて、人間関係はどろどろとしているが、その中で一途に「美しさ」を求めて僧になった西行とその弟子藤原秋実が西行の死後に縁の人を訪ね歩いて話を聞いていく物語である。
この本では、西行は待賢門院に嫌がられてはいない。
西行 「花ならぬ 言の葉なれど おのづから 色もやあると 君拾はなん」
俊成のかへし 「世を捨てて 入りにし道の 言の葉ぞ あはれも深き 色も見えける」
良経 「さびしさや 思ひ弱ると 月見れば こころの底ぞ 秋深くなる」