豊前の秦王国(【渡来の民と日本文化】 沖浦和光・川上隆志 共著 現代書館)
この章の著者である川上氏の説によると
秦氏の原郷は、朝鮮半島東南部の加羅で、4世紀から5世紀にかけて大集団で渡来した加羅の人々を「秦氏」と総称していた。
筑豊の地 福岡県田川郡 香春岳
この香春岳からは、様々な鉱物が採掘されたそうだ。
『日本鉱山総覧』によれば、金・銀・銅・鉛・亜鉛・鉄・石炭がある。
本書によると、
【香春岳のふもとには香春神社がある。
『豊前国風土記』逸文に「新羅の神」を「鹿春の神」と名付けたとあるように、ここは秦氏の信仰の拠点であった。
この香春神社は、宇佐八幡宮の元宮・古宮とも言われている。
神官は、秦氏系の赤染氏と鶴賀氏であるが、鶴が氏も、若狭の敦賀との関係も考えられる渡来人の氏族である。
祭神は辛国息長大姫大目命、忍骨命、豊比咩命の三座である。】
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