沼田新田酒寄線の林道を走ると、ちょっと変わった実がなっている。
「キヅタ」と呼ばれるつる性の木の実なのだが、この実が熟すのは
5月ごろだという。
なので。これはまだ半熟なのだろう。
実の先端に、円形の花盤と柱頭が残っている典型的な実であるが
半熟なので、いろいろな形のものがある
大半は、こんな形の未熟者である。
花も変わっていて、10月ごろに咲く
昨年、たまたま裏筑波で花の写真を撮った
葉っぱに埋もれるようにして一つだけ咲いていた。(10月18日に撮影)
花の部分をトリミングで拡大すると、こんな花である
この花は雄性期で雄しべが5本が出ているのでわかる
雌性期になると、雄しべと花弁が落ちてしまうという。
いつかわ雌性期の花も撮影したいものである。
葉っぱも変わっていて、若い葉は3裂から5裂したりするが
実のなる頃には、丸みを帯びた葉に変わる。
3裂している若い葉
実のついている葉
こんな丸みを帯びた葉もある
樹皮は灰色だが、本年枝は緑色を帯びている
キヅタは、気根を出して岩や樹木を這い上るというので、気根の
写真にチャレンジしたが、岩についていたので、同系色で形が
はっきりせず、失敗した。ごめん