葛城の森に生育するクチナシグサの観察に行った。
茨城県のレッドデータブック2012年改訂版で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている
希少な植物である。
観察に行ったのは訳が有って、数年前に定期的に観察に行って、クチナシグサの
タネの散布が雨によるものと推定していたからである。
夜中から雨が降っていたので、雨のあがるのを待って出かけて行った。
行ってみると、3株ほどあるクチナシグサの花はほとんど終わり果実をつけている
そして半分以上の蒴果が割れて、中の小さいタネを雨で流したと思われる痕跡が
有った。
割れたクチナシグサの果実1
割れたクチナシグサの果実2
割れたクチナシグサの果実3
割れたクチナシグサの果実の拡大写真
外側の萼との間にタネが流れ残っているのがわかる
クチナシグサの根元を見ると、前年の初秋に芽出しした葉の茎が枯れて
残っていた。(青い矢印で示したのが枯れた葉の茎)
クチナシグサは、最初にこの葉っぱだけが芽を出してきて、光合成をおこない
寄生した植物からの栄養と光合成した栄養とを蓄えて、花を咲かす本体の芽出しを
行っていると思われる。半寄生と言われるゆえんである
なので花が咲くころには、この先行して芽出しした葉は枯れてしまう。
Googleで「茨城県、クチナシグサ」で検索すると、私の以前書いたクチナシグサの
観察記事がヒットするのでご覧ください。
その記事でも書いているが、先行して芽出しした葉の根元に、本体の芽出しが輪生状に
出てきて、春になると急速に成長して花を咲かす。
そして梅雨の直前に果実をつけて、雨が降るころには果実が割れる。
典型的な雨散布と思われるのだが、繁殖戦略としては非常に効率が悪いと思われる。
何百というタネを流しても、運よく寄生主を見つけて芽だしできるのは1~2個だろう
以前私が観察していた場所は、笹とクヌギの葉っぱが降り積もって、クチナシグサは
全滅した。
試しに一部を草刈りしたが、復活はしていない。
この写真の右側に写っているのは、割れる前のクチナシグサの果実
これが「クチナシ」の果実に似ていることがクチナシグサの名前の由来である。
昨日は葛城の森の「葛城フォレスター」の活動日で、一日草刈り作業をした
それで大汗をかいたのが原因で、自宅に帰ってから熱中症のような症状になり
寝ていてもめまいに襲われて、立つこともできなかった。
何度も救急車を呼ぼうかと思ったが、かろうじてこらえた。
寅さんの新作が公開されるらしいが、私も男はつらいよ である。
茨城県のレッドデータブック2012年改訂版で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている
希少な植物である。
観察に行ったのは訳が有って、数年前に定期的に観察に行って、クチナシグサの
タネの散布が雨によるものと推定していたからである。
夜中から雨が降っていたので、雨のあがるのを待って出かけて行った。
行ってみると、3株ほどあるクチナシグサの花はほとんど終わり果実をつけている
そして半分以上の蒴果が割れて、中の小さいタネを雨で流したと思われる痕跡が
有った。
割れたクチナシグサの果実1
割れたクチナシグサの果実2
割れたクチナシグサの果実3
割れたクチナシグサの果実の拡大写真
外側の萼との間にタネが流れ残っているのがわかる
クチナシグサの根元を見ると、前年の初秋に芽出しした葉の茎が枯れて
残っていた。(青い矢印で示したのが枯れた葉の茎)
クチナシグサは、最初にこの葉っぱだけが芽を出してきて、光合成をおこない
寄生した植物からの栄養と光合成した栄養とを蓄えて、花を咲かす本体の芽出しを
行っていると思われる。半寄生と言われるゆえんである
なので花が咲くころには、この先行して芽出しした葉は枯れてしまう。
Googleで「茨城県、クチナシグサ」で検索すると、私の以前書いたクチナシグサの
観察記事がヒットするのでご覧ください。
その記事でも書いているが、先行して芽出しした葉の根元に、本体の芽出しが輪生状に
出てきて、春になると急速に成長して花を咲かす。
そして梅雨の直前に果実をつけて、雨が降るころには果実が割れる。
典型的な雨散布と思われるのだが、繁殖戦略としては非常に効率が悪いと思われる。
何百というタネを流しても、運よく寄生主を見つけて芽だしできるのは1~2個だろう
以前私が観察していた場所は、笹とクヌギの葉っぱが降り積もって、クチナシグサは
全滅した。
試しに一部を草刈りしたが、復活はしていない。
この写真の右側に写っているのは、割れる前のクチナシグサの果実
これが「クチナシ」の果実に似ていることがクチナシグサの名前の由来である。
昨日は葛城の森の「葛城フォレスター」の活動日で、一日草刈り作業をした
それで大汗をかいたのが原因で、自宅に帰ってから熱中症のような症状になり
寝ていてもめまいに襲われて、立つこともできなかった。
何度も救急車を呼ぼうかと思ったが、かろうじてこらえた。
寅さんの新作が公開されるらしいが、私も男はつらいよ である。