『ペテロの葬列』宮部みゆき

 

杉村三郎シリーズの三作目

さすがの読み応え。
どっぷりはまってしまう。

バスジャックから始まって、話は詐欺商法につながる。

大金を目の前にしたときに人はどうなるのか、とか
ネット社会の恐さとか
ミステリでありながら、人のさまざまな感情が描かれている。

しかし、杉村三郎が今多コンツェルンのお嬢さんと別れてしまうっていうのが
意外な展開だったなぁ。
お嬢さんも今多会長も好きなキャラだったのに。
まぁ、これからも杉村三郎シリーズが続くなら
そうちょいちょい今多コンツェルンが事件に巻き込まれるわけには
いかないから致し方ないのかー。

この作品小泉孝太郎くん主演でドラマになってるんだよねー
すっごく見たいっ

 

	ペテロの葬列
	集英社

『朝が来る』辻村深月

 

子供授かることができない人、
授かった子供を育てることができない人、
それぞれの女性の葛藤を描いている。

なんでこれ選んだっけ？って
わたしにはちょっと、なテーマ

不妊治療、特別養子縁組、中学生の妊娠
読む人にとってはけっこう重い

ちょうどドラマ『コウノドリ』で同じようなテーマを
扱っていたので、なんかタイムリーというか
あっちもこっちもという感じだったけど。

読み物としては引き込まれるけど、
感想は、、、なんとも難しいなぁ。

 

	朝が来る
	文藝春秋