柴田よしきさんが横溝正史賞を受賞した『RIKO-女神の永遠』の続編
続編から先に読んじゃったのは、麻生と練を時系列で追うと
この『聖母の深き淵』とつながるからなんだけど。
シングルマザーで女刑事の緑子(りこ)
あんまり惹かれるキャラではないなー
けど、事件は複雑だけどおもしろい。
うっかり夜な夜な読んでしまうおもしろさ。
刑事をやめても、やっぱり練の住む世界との境界線を
超えられず、もう一緒にはいられないことを認め合ったけど
どうしたって離れられない。
麻生が、緑子に好きな人のことを話すシーンが好き。
病院の駐車場での刹那の再会と衝撃
清潔なままでは練を救えないと、自らも泥の中に落ちていった麻生。
2人の行く先は泥沼なのかなー
哀しい。
緑子のキャラはあんまりひかれなかったけど
『RIKO-女神の永遠』では、練が緑子に近づいた
ある麻薬事件のことが書かれているみたいだからなー
やっぱり気になる。
もう、いっきに全部読みあさりたいくらいだけど、
1年以上予約待ちしてた本がやーっと回ってきたからそっちを先に
読まなくちゃー
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聖母(マドンナ)の深き淵 (角川文庫) |
角川書店 |