@TOHOシネマズ錦糸町
監督:大友啓史
脚本:浜田秀哉
出演:二 宮 和 也/豊川悦司/鈴木保奈美/杏/水原希子/生瀬勝久
上映時間:2時間13分
俳優・二 宮 和 也はすごく好き。
最初にいいんじゃ?って思ったのは『青の炎』で、
ドラマもけっこう見てて、『硫黄島からの手紙』を観たときには、
にのが遠くに行っちゃったよーなんて思ったもんだ。
今作は、映画化が決まってから原作を読んだので、
二重人格とはまた難しい役柄だなぁ、って思ったけど、
さすがの表現力だったな。
神楽のときとリュウのとき。
がらっと雰囲気が変わっていた。
トヨエツ演じる浅間が、初めてリュウをみたときの映像のなかのリュウの雰囲気、
笑顔がもう全然神楽じゃないんだよ。
まぁ、どっちもニノの顔だからニノっちゃあニノなんだけど。
追われる神楽が、追う浅間とスタジアムで会うシーン。
リュウと早樹が一緒に写っている写真をみて神楽からリュウになるところ。
せつない表情だったなぁ。
ニノの、“いいわけねぇだろっ”(by.流星の絆)みたいに
感情をあらわにする演技をすごいと思っていたけど、
セリフの無い表情だけの芝居にこそ演技力が表れてるなぁ、
すごいなぁ、と思った。
大友監督が、どこかのインタビュー記事で、
「最初は、“演技力のあるアイドル”と思っていたけど、
実際撮ってみたら、“歌って踊れる俳優”だった」って言っていたのが
印象的だった。
ツイッターでも、
「見方は人それぞれだけど自分はアイドル映画を撮ったつもりはない」って
つぶやいていた。
しかし。
個人的にはエンディングの曲はアラシじゃない方がよかったような。
劇中でかかってた曲がすごくよかったし。
♪Breathlessって曲はもちろんものすごーくいい曲だと思うんですがね。
あとやはりトヨエツはカッコいい。
ロンゲが似合うし、存在感あるわ。
ストーリー的には、原作にはちょっと足りてないかな。
東野圭吾さんならではの緻密なストーリー展開が
はしょられすぎ。
その分エンタメ度は高いという感じ。
ラストのリュウと早樹のシーンはアレ、サービスショットでだよね?
ジャニヲタにはたんまらんシーンですが。
で、初日舞台挨拶はハズレてしまったんだけど、
生中継で初回のを観て来たー。
全国72都市での衛星生中継ですよ。
上映が終わるとスクリーンに、しばらくお待ち下さいみたいなのが出て、
客席の様子も映ったりして、おもしろーい。
LIVE感満載でなかなかおもしろかった。
上手から、大友監督、杏ちゃん、鈴木保奈美、にの、トヨエツ、
生瀬さん、希子ちゃんと並ぶと、にのさん小さいわー。
髪短めで、つるんとしたお顔をしてました。
覚えていることをちょこっと。
本日はお越しいただいてありがとございます、みたいなコメントのあと、
“二代目豊川悦司です”なんて言ってた。
トヨエツはなぜか、“西新井のみなさーん”って呼びかけて、
保奈美さんは“松山”(だったと思う)
生瀬さんは、ご自分の出身地の“西宮”って呼びかけ。
生瀬さんは、コレ生ですよ、って現在時間言ったりしてておもしろかった。
撮影の合間には、生瀬さんが育てているサンゴの話をしていたとか。
杏ちゃんはニノのことを、
“サンゴの話してたのに撮影はじまるとオーラをまとう”ってなこと言ってた。
希子ちゃんとの海辺のシーンでは、全然関係ない話して、
水切りしていたとか。
完成披露試写会の当選倍率が0.36%って話のとき、
ニノはそのパーセンテージはどんなものなのか知りたい、って言ってた。
例えば宝くじの倍当選率と較べるとどうなんだとか。
たしかに0.36%って言われてもピンとこないのは分かるわ。
トヨエツが、1万人のうちの36人ってことだよね、って
受け取ってくれてた。
いっそ、アラフェスの倍率と較べてくれよ。
そんで、他にも前売りが初動で10万枚以上売れた、とか、
今日の舞台挨拶生中継は全国6万人が観てる、とか
東宝始まって以来の記録の話。
最後は、客席中央通路に降りてきて写真撮影。
終わるとちゃんと後ろの方にも向いていたのが、
やさしくていいなぁ。
この生中継ってなかなかいいんじゃないでしょか。