2009年7月19日(日) 17:00開演 会場:文京シビックホール
行く予定ではなかったんですが、
友人からチケットが手に入ったと連絡をもらい、昨日行って来ました。
アシュトン版の「シンデレラ」は以前、新国立バレエ団の公演を観たことがあります。
音楽は「ロミオとジュリエット」と同じプロコフィエフ。
今回は王子役にパリオペのエマニュエル・ティボーをゲストに迎えています。
シンデレラは同バレエ団の島田依子さん。
全体の印象はやや地味かなぁというところ。
ピーター・ファーマーの美術、衣装という事でしたが
舞踏会シーンの衣装カラーが内側はピンクやオレンジなんですが、
上からブルーやグリーンのシフォンを重ねてあり
人数が揃うと暗い印象でした。
あれは日本人にはちょっと合わないような気がしました。
黒巻き毛のティボー王子は素敵でしたよ。
結婚式のシーンで頭に白い羽輪をはめられ、白シフォンのマントを付けられて
“天使ガブリエル!”って感じで笑っちゃいましたが・・・
島田さんはソロの時はそれなりにいいんですが、
二人の時は余裕綽々のティボーに合わせてもらってるかなという感じがして
自分にいっぱいいっぱいで愛が見えなかったのが残念。
でも頑張ってました。
アシュトン版「シンデレラ」は主役はもちろんシンデレラと王子ですが
もう一つの魅せどころが意地悪なお姉さん二人です。
これは男性ダンサーが踊ることでコミカルさ倍増しという
おいしいところなんですが、ここも今回は消化不良かな。
姉妹の衣装が殆ど同じピンク系の色で区別がつきにくく、
お姉さんの方がなりきり方があまかったです。
夏休みに入っているせいもあってか、
来場者のお子様率(バレエやってます!の女の子)が異常に高く、
それはいいんですけど最前列に赤ちゃん連れがいたのに驚いた。
このバレエ団は未就学児観賞不可ではないんですね。
案の定、3幕の盛り上がってる場面で泣き出しました。
(それまでオケの大音響の中でおとなしくしてたのが不思議です。)
舞台が台無しと思う前に、赤ちゃんがかわいそうと思うのは
おばさんのお節介ですね。
主な配役
シンデレラ:島田依子
王子:エマニュエル・ティボー(パリ・オペラ座)
冬の精:鶴見未穂子
春の精:宮嵜万央里
夏の精:小高絵美子
時の精:西川知佳子
仙女:小高絵美子
オレンジの精:田中りな
継母:足川欽也
姉娘:堀登
妹娘:坂本登喜彦