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書店のコミック売り場にyomyomが平積みされていて
??とみると「十二国記掲載」の文字!
なにぃ!!!!!ってなことで買って読みました。
『落照の獄』――重い・・・
23人もの人を殺した罪人を殺刑(しけい)にするか否かに悩む
柳国の秋官司刑という職にある高官の苦悩。
人が人を殺すという意味において、殺人と殺刑に違いはあるのか。
100年以上もの間殺刑が停止されていた柳国で、それを行なっていいものか。
人心が荒み、犯罪が増えている。
賢治の王、劉王が統治して120余年の柳国が傾きかけている今、
殺刑復活なれば濫用されかねない。
魂が通ったようなボンヤリしたスジの入った真っ黒な扉絵。
久しぶりに読んだ小野不由美の『十二国記』は
これから崩壊に向かうであろう柳国の話でした。
昨今、殺人事件が起こると「誰でもよかった」の耳障りな一言が聞こえてきます。
裁判員制度も始まっています。
十二国記の世界感に浸りながらも、どこか現実を思い起こす
考えさせられることの多い話でした。
自分にとっては『華胥の幽夢』以来の十二国記でしたが
yomyomに掲載されているってことは、ひょっとして以前にも載ってたのか!?
調べたらありました。
yomyom2008年3月号vol.6『丕緒の鳥』!
ああ~っ知らなかったぁ・・・読んでないぃ
2008年2/27発行、6年ぶりの『小野不由美 十二国記新作』掲載で
販売部数増大、増刷で話題になってるじゃないですか!!
何やってたんだ自分!
あっ、下の娘の中学受験から小学校卒業式と忙殺されてたんだ・・・
バックナンバーもない、古本は高値でやり取りされてるらしい。
図書館に予約だ
丕緒の鳥、読めたでしょうか。今号の話とは全く違って
読後感が爽やかな話なので早く読めるといいですね。
丕緒の鳥を読んだ後は「これで3年は待てる!」と思いましたよ。はい。
コメントありがとうございます。
図書館に予約入れた時点で貸し出し中の上、2人待ち。
1冊しかないので3番目の自分にはまだまだ回ってきそうもないです(T_T)
その「3年は待てる丕緒の鳥」を早う読みたいですぅ。