【3/7-11の作業】 壁下地1層目
ブロック積みやコンクリ打ちと違って目立たないペチペチが、粛々と続く。彼らが別の現場に行ったり、熱波に襲われて連日40℃超えだったので我々も午前中で帰ったりしていたので、作業中の写真はほとんどない。
足場の上に立っている彼の向こうに渡してある板は、来客用トイレのドアの上をオープンにしてしまっていて後から梁を打つための型枠。
今回、来客用トイレは分けて、玄関を上がらずに入れるようにした。我々の経験では、うちに遊びに来るメキシコ人のうち3分の1は面白がって靴を脱ぎ、3分の1は日本人の家なので言われたら靴を脱ぎ、残り3分の1を傍若無人かつ遠慮なしのLさんと、親父がそうなら仕方ないLさんの子供、彼らと一緒に来た人が占める。南部の村に引っ込んだんで客は減るだろうが、村の人たちとは仲よくしたい。仲良くしたいが、日本ってどこ?な人たちに説明するのはメリダ人以上に面倒なんで、遊びに来る人は車を出したガレージをテラスがわりしてもてなす。で、玄関を入ってすぐ、靴はそのままで入れるトイレを使ってもらう。外トイレも考えたが、間取りの関係でこうなった。もちろん、我々住民は家の中のトイレを使う。
先日、仕切り壁の高さを確認したので、積み始めたブロックも見える。
引込口(ブレーカーがつく位置)まで作業してあった。
赤い線で隠しましたが、打ち付けてある板に名前が書いてある。明日、電気公社へ申し込みに行くのでその準備。以前は人が住んでいなかった土地への新規の申し込みになるので、普通の使用開始申し込みとちょっと書類が違う。身分証明の他に、「メーターをつける準備はできてます」という意味でこの柱の写真と、位置の確認のために売買の約束の契約書と、同じく位置の確認のために隣のヒルベルトのうちの領収証を持っていくとのこと。連邦の公社とはいえ、田舎の支店ではいろいろ違って、しょっちゅう顔を合わせている親方とはこうって感じなのかもしれない。
キッチンからリビングを通って外に出る穴が掘ってある。そっち側の外には220Vの井戸ポンプやエアコン室外機があるので電線の可能性もあるが、穴がキッチンから伸びてるので水道が怪しい。これは変だということで次の日親方に確認したら、いろいろごまかしていたw。
こういうときメキシコでは怒っちゃいけません。間違えたんだろとかああとか言わないで、「奥の家の水道を移動させるとき家の下を水道管が通るのはよくないって話してたから水道じゃないよね?何の穴?」とミスをほのめかし、相手がやべえと思って「いや、ここは…」と言ったら「そうだよねえ、安心したよ!」とニコニコ相手を立てなければならない。言い訳ばかり…などと思ってはいけない。
まぁこれまでの経験では、うちの親方は信頼できる。オノレの間違いを通そうとするようなことは絶対にない。
話は飛ぶが、メキシコでメキシコ人の対応に怒っている日本人、ほとんどこれが原因だと思う。政府、銀行から小っさい店、配達の兄ちゃんまでいろいろ。メキシコ人はごまかす、言いくるめようとする、何を言っても謝らない、等々と怒っている。話を聞いてるだけなんで分からないけど、どうも最初から「文句を言う」気満々で問い合わせたりしているように感じる。北米人も同じ。で、ヘソを曲げられて理不尽な扱いを受けてますます怒っている。日本では客の方が悪くても「誤解を招くようなことをして申し訳ありません」と謝られることが多いし、ヘソ曲げるなんてありえないだろうけど、そうじゃない国も多いし、メキシコ人は怒られるのが大嫌いらしい。我々はいつも、まずはニコニコ挨拶して、「困った!あなたが頼り!助けて!」というスタンスで行く。笑顔で挨拶すればまず向こうも笑顔になる。滅多にないが、ふてくされた顔で「なにそれなんだけど〜」と言われても「そうなんだ!知らなかった、教えてくれてありがとう!」と言うと絶対に態度が軟化する。まぁ、都会だとお互い疲れててそういう余裕はないのかもしれない。
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