ブランコと電車、おーい乗せてくれー! 2022年05月19日 21時14分55秒 | 空を見上げて 光が斜めから差してくる公園、新緑の季節は、木々を新しくしていた。小さな女の子はひとりでブランコを揺すっていた。足を規則的に動かして勢いをつけながら、いつまでも座ったままであてどなく揺れていた。女の子の他には誰も見えなかった。友だちと来たわけではなかったのか。ただブランコに乗りたかったのか。私は、西日に目を射られながらも、暮れていく今日という日に、自分でケリをつけようとしていた。といっても、駅まで行 . . . 本文を読む