★ 貫戸朋子(かんと・ともこ)さんは、1955年生まれ、国境なき医師団でずっとずっと活動されて、今も海外とかに行かれているみたいです。何という実践力、何という長い歳月なんだろう。 1999年にNHKの「ようこそ先輩」という番組で、母校の京都教育大学付属小学校の6年生たちを相手に授業をされて、当時たまたま見てしまった私は、ものすごく感動したものでした。 生徒たちの力、次から次とつながりを求め、とうと . . . 本文を読む
関西地方(上方)と伊勢神宮をつなぐ道には、長谷寺の前をどんどん東へ突き進む道と、もう少し山の中へ入っていく道があって、初瀬街道と伊勢本街道と呼ばれていました。 その山側を抜けていく道は、南北朝の時代には、歴史を作る道でもあっただろうし、伊勢の国で南朝方の勢力者の北畠氏の本拠地もあったので、山の中なのにかなり発展していた道だったと思われます。 この伊勢本街道が、伊勢の平野部に下ってきたら、そこから . . . 本文を読む
昨日の朝、屋根の下にできた贈答用ではないメロンくらいの大きさのスズメバチの巣を取り除いてもらいました。一応安心したんでした。けれども、戻りバチたちはいて、ここに巣があったんだけど、とか何とか言っているみたいです。 無差別攻撃はしないだろうけど、気は立っているだろうな。ヤツらは、新しい家を求めて次から次と移転していくんでしょう。そう考えると、流浪する生き物で、何だか大変だと思ってしまう。 でも、自 . . . 本文を読む
すごい昔に貼り付けて放置していたものを、書き直してみます。 馬より下り、門に立ちて見れば、ありとある者、獣、鳥を殺し、もろもろの悪しき事をつどへたり。人を招きて、「魯の孔子と言ふものなん参りたる」と言ひ入るるに、すなはち使帰りていはく、「音に聞く人なり。何事によりて来れるぞ。人を教ふる人と聞く。我を教へに来れるか。我が心にかなはば、用ひん。かなはずは、肝膾に作らん」と言ふ。 孔子さんが馬から降り . . . 本文を読む
94年前の夏、柳田さんは、岩手県の海側、八戸線の当時の終点・陸中八木駅にたどり着きました。 6年前は、まだここまで鉄道はつながっていなくて、1年前に開通したばかりでした。その4年後には久慈まで線路はつながるのですが、それほどに鉄道がどんどん伸びていった時代ではあったのだけれど、真新しい駅に降り立ったのです。 おそらく、当時の鉄道の旅というのは、最先端の旅だったでしょう。誰も簡単に鉄道なんて乗れな . . . 本文を読む
昨日の朝、FMで聞きました。 知り合いの高貴なお方に、なかなか眠れないから、眠れる曲を作ってほしいという依頼を受けたそうです。 どんな曲を作ったらいいんでしょう。子守歌みたいなの? それとも、とても静かな曲? それとも、いろんなメロディーが入っているワクワクするような静かな曲? 難しいですね。そんな注文に、どのように答えたらいいんだろう。 十代のお弟子さんにゴールドベルクさんという人がいて、その . . . 本文を読む
夏の終わり、いつもジタバタする決まりになっています。たいていは、どこか遠いところに出かけて、散財して、スッカラカンになって、「ああ、夏が終わってしまう。今年一年も、もう終わりかあ」とかなんとか、少し感傷的になるクセみたいなのが何十年も身についています。 特別なことはしないけれど、抵抗したくなるようです。バカみたいだけど、それがいつものワタシであるので、もう一人のワタシが、「それ、やれ! どんな企 . . . 本文を読む
鉄橋を渡る鉄道を上から見渡せる撮影スポットがある、というのは知っていました。一度だけ行ったことがあるような気がするんですけど、あまりにクルマの量が多くて、挫折したところでした。 その鉄橋の横に、クルマは通れないけど、自転車なら走れる橋みたいなのがあるというのはもう何十年も知っていました。でも、行ったことはなかった。 というわけで、たまたま行かせてもらったので、その写真を貼り付けておこうと思います . . . 本文を読む
2010年の12月に東北新幹線は、八戸―新青森間が開業します。それを受けて、東北本線の青森県内の区間は、青い森鉄道という私鉄に移管されてしまいます。 新幹線ができたら、従来の路線を地元に引き継いでもらう形は、盛岡以北の東北本線でもありました。鹿児島本線の八代から出水、川内あたりまでの区間を肥薩オレンジ鉄道という地元負担の鉄道にしてしまったりもしました。九州だろうが、東日本だろうが、新幹線が通ると . . . 本文を読む
どうしても聞き取れない言葉がありました。 そんなに難しいことを歌っているのではないようです。長く伸ばしたり節に合わせて言葉を伸び縮みさせている。歌っている人たちも、そんなに深い意味を感じているわけではない。だから、踊りの合いの手みたいにして、「ハア、そうじやいのー」とか、「やれそれハアー」とか、意味があるのかないのか。 でも、たぶん、それは言葉だろうし、元々は何か意味があったはずでした。説明は受 . . . 本文を読む
お盆前のころ、和歌山街道の波瀬宿に行きました。お昼過ぎだったので、歩いている人はいませんでした。暑かった。 どうして、そんなムチャをしたのか、理由はありませんけど、どこか歩いてないところに行きたかったのだと思われます。 古い建物も、予約すれば見せてもらえたと思います。でも、暑いし、じっくり古い建物を見てまわる余裕はなかった。1 石段のユリの二輪と空の青2 沈下橋アユ釣りの客白い花3 川遊び中央構 . . . 本文を読む
もうお盆は過ぎてしまったけれど、自分でお盆のお祭りをしたという体験がないせいか、いつもいい加減です。今年は仕方がなかったけれど、ここ何年かでも、お盆らしいこと、やれてなかったと反省します。 父の初盆の時、ちゃんと火を焚かなきゃいけなかったのに、私はボンヤリしていましたし、とうとう誰も火をたかないままにしてしまいました。 うちは核家族で、しかも父のお骨はずっと仏壇に飾られているから、いつも家にいる . . . 本文を読む
1918年の1月から、22歳の賢治さんは、進路で悩んでいたそうです。おうちのあとを継ぐのか、それとも徴兵検査を受けるのか、考えねばなりませんでした。 彼自身の信仰も深まっていました。国柱会という実家の宗教とは違う世界にどのように進むのか、東京で病気がちの妹さんをどうすべきか、お父さんとの関係、自らの進路など、あれこれと引き裂かれていた。次の年には妹さんは入院してしまいます。それから彼女は故郷に帰 . . . 本文を読む
2014年の8月、18キップで柳田国男(やなぎたくにお)さんの故郷の兵庫県の福崎町というところに行きました。 記念館の前の池では、カッパの人形さんがいて、このカッパさんの目の前に何かが池から浮かび上がる仕掛けになっていたけれど、何が浮かび上がってきたんでしたっけ。もう忘れてしまった。 たくさんのギャラリーが作り物の仕掛けを待ち、上がってくれば、納得すればいいのに、またもう一度とじっと見続けていま . . . 本文を読む
今朝は一度起きたけれど、5時半まで寝ました。22時には寝たから、7時間半も寝ている。ボクが受験生なら、焦ると思います。 いや、一度4時半にも起きてるから、そこで「さあ、勉強しなきゃ」と、机に向かったことでしょう。 そして、まずは基本的な英語の文法問題でもしたでしょうか。その方が取っ掛かりがいいし、達成感があるはずです。起きてすぐに数学をしたら、あまりのできなさにショックを受けて、すぐにふて寝をし . . . 本文を読む