甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

文楽と日本海

2023年11月01日 20時49分45秒 | 大和路を歩く
 北海道に行く前だったか、入江泰吉さんの旧居のツイッターをフォローしていて、来年のカレンダーができたというニュースを見ていました。 今まで、鉄道系のカレンダーをぶら下げてることの多いうちの家ですから、ここでシックに入江泰吉さんの作品を毎月みられる環境はなかなかではないの、そう考えて、大阪から三重に戻る時に、まっすぐに奈良市写真美術館に行くことにしました。 JR奈良駅について、外国人のお客さんたちも . . . 本文を読む

姫石温泉、日曜の昼下がり、外は暑い

2023年09月03日 16時08分56秒 | 大和路を歩く
温泉に1時間以上入りました。ヘロヘロになりました。休憩スペースはフリーワイファイなので、少しだけ書いてみます。十人くらいのお兄さんたちが団体でおしゃべりしてますけど、この人たちは奈良の人ではないみたい。外見の割には礼儀正しい感じで、丁寧におしゃべりしていた。ひとりで湯船を出たり入ったり、何をやってんだろうと思いつつ、父のカラスの行水だったこと、それなのに何度ものぼせて、指宿の温泉では救急車を呼んだ . . . 本文を読む

山の辺の道、初夏

2023年07月15日 22時25分08秒 | 大和路を歩く
 今年の5月1日、ひとりで山の辺の道を歩きました。もう暑かったと思います。天理まで出て、そこからJRに乗り換え、柳本というところくらいまで出て、そこから近鉄の大和朝倉までテクテク歩きました。 何度か歩いていて、初めて歩く感じではありませんでした。そして、すぐにヘトヘトになっていた。 大和朝倉からは、わりと素直に帰ったんだと思いますが、すぐにブログに書かなかったのだから、何か理由があったはずです。  . . . 本文を読む

御神木の花粉、有り難いやら悲しいやら

2023年03月02日 21時08分50秒 | 大和路を歩く
 何日か前、大阪の実家に行っておりました。1ヶ月ぶりくらいです。光はあふれていましたけど、うちの実家はあいかわらず寒くて、あまりよく眠れませんでした。まあ、最近はスヤスヤと朝まで眠るということはないのだから、どこでも同じです。朝までぶっ通しで寝るなんて、もうできません。 その帰り道すなおに家に直行すればいいのに、いつもの変てこなクセで、天理ICでおりて、南をめざし、どこかそうめんを食べさせてくれる . . . 本文を読む

多宝塔幻想

2022年12月29日 21時01分14秒 | 大和路を歩く
 五重塔は、人の死を悼むところです。地面の中へ消えて行った人を思うには、大地にひれ伏すだけではなく、大きな空を見上げることも必要でした。 お釈迦さまだって、五重の塔の四方八方から人々に悲しまれたりしました。また、塔によってはたくさんの遺骨や位牌を集めたところもありました。 見上げるような塔は、厳粛な気持ちにさせてくれる。そこへ上ることは推奨されておらず、あくまでも下から見上げられるための塔という存 . . . 本文を読む

吉野の里に降れる白雪?

2022年12月27日 21時58分04秒 | 大和路を歩く
 坂上是則(さかのうえのこれのり)という人がいましたね。どんな人か、全く知りませんでしたし、歴史的にも知っていませんでした。 家にある角川文庫の『百人一首』を取り出してみると、坂上田村麻呂四代の孫・好蔭(よしかげ?)のお子さんなんだそうです。田村麻呂さんの親戚の方でしたか。この方は、平安時代の最初に出てきて、東北遠征などされた方でした。当然子孫の人たちも都で生活していたようです。 是則さんは、90 . . . 本文を読む

百済観音さま

2022年12月16日 06時09分45秒 | 大和路を歩く
 今、世の中では少しだけ東京国立博物ブームになっています。考えてみると、私が上野のお山に行かせてもらう時は、美術館がメインであり、博物館には行ったことがありませんでした。 残念ながら、そうみたいで、奈良の仏像さんが東京に出て行って大ブレークというのも、新聞では見たりしたけれど、「そんなの奈良ではいつでも見られるじゃないの! 東京の人は奈良の仏様が珍しいんだな」なんて思ってましたっけ。&hellip . . . 本文を読む

百済観音と古典 その2 堀辰雄さん

2022年11月06日 06時40分00秒 | 大和路を歩く
 この新潮文庫は1973年の28刷です。初版は1955年だから18年目のベストセラーだったんですね。私は近鉄のアベノ店の書籍売り場で買ったようです。もう50年近くの付き合いですか、チラッと読みはしたけれど、通して読んでない気がします。「いま、向こうの山に白い花がさいていたぞ。なんの花けえ?」「あれは辛夷(こぶし)の花だで。」 僕はそれを聞くと、いそいで振りかえって、身体(からだ)をのり出すようにし . . . 本文を読む

百済観音と古典 その1 和辻哲郎さん

2022年11月05日 13時10分31秒 | 大和路を歩く
 うちにある古典的な本を取り出してみました。最初は、1919年の和辻哲郎さんの『古寺巡礼』からです。和辻さんが30歳の時、京都・奈良の古寺を巡り、その印象をまとめた本だったそうです。和辻さんはその後書き改めようとしたそうです。けれども、その時の印象を変更するわけにもいかず、そのまま今日に至っていしまったということでした。 もう百年以上前の百済観音の印象記ですね。 彼ら(百済観音に初めて対面した当時 . . . 本文を読む

彼岸の図書館、ルチャ・リブロへ!!

2022年08月29日 14時31分42秒 | 大和路を歩く
(新しいカメラなのに、この百日紅の写真、イマイチでした。もっと余裕のある時に撮っておけばよかった。チャンスはあったんですけど、それを逃してたんですね) 夏の終わりに、若い方が始めた私設図書館の「ルチャ・リブロ」というところに行かせてもらいました。 青木真兵さんと青木海青子さんというご夫婦が始めた図書館です(ツイッターとか、インスタとかもされてるみたいで、私もちゃっかりフォロワーになっています)。  . . . 本文を読む

神武天皇陵から今井町へ その1

2022年06月24日 21時53分10秒 | 大和路を歩く
 あと18年経過したら、この国は紀元2700年を迎えるそうです。大したものです。そんな年数なんて、想像もつきません。孔子さんだって生まれていないし、卑弥呼さんもいないし、始皇帝さんだってはるか昔です。 2700年からさらにこの国が大発展していくのか、私は想像できませんけど、国としてイベントをするんでしょうか(たぶん、しないと思いますが……)。そんなことよりも、これから人 . . . 本文を読む

垂仁天皇さまのところに行ってみる!

2022年06月18日 11時40分32秒 | 大和路を歩く
 先日、唐招提寺に行きましたけど、その前に実は垂仁天皇陵に行ってみよう、というとんでもないことを考えたんです。 直前に手にした三浦祐之さんの『古事記を旅する』(2011 文春文庫)のせいです。素直に西ノ京のお寺を巡ろうと思ってましたけど、ついスケベ心が出てしまいました。こんなふうに書いてあるのを読んでしまった! イクメイリビコイサチ(垂仁天皇)が葬られているという前方後円墳「宝来山古墳」である。水 . . . 本文を読む

平等寺の手水

2022年06月15日 21時28分53秒 | 大和路を歩く
 今夜、いつもの不調の日みたいです。 写真一枚だけ貼り付けておきます。 三年くらい前、天理から山の辺の道のまん中あたりの長岳寺まで歩きました。残りはいつか歩こうと思っていたんですが、もう三年近く過ぎています。 こんな風に、何にもできないままに時間は過ぎていくようです。だから、思い立ったら今すぐに行動しないといけないけど、そんなに覚悟を決めて行動すること、というのもそんなにないような気がします。 ぼ . . . 本文を読む

趙紫陽閣下手植瓊花(げいか・たまばな) その2

2022年06月13日 21時59分52秒 | 大和路を歩く
 奈良の唐招提寺にいました。金堂を見させてもらって、講堂では弥勒菩薩様にお参りして、開山堂では最近になって昔と同じ製法で作ったという鑑真像を拝ませてもらい、開山堂は工事中で、いつもの通りに鑑真さんの御廟にたどり着きました。 特別な空間のはずですが、少しずつ都市化の波は来ていて、周囲の木々の間から普通のおうちが見えました。洗濯物も翻っているようでした。 さっき、開山堂を金網越しに見させてもらった時に . . . 本文を読む

趙紫陽閣下手植瓊花(げいか・たまばな) その1

2022年06月13日 20時44分22秒 | 大和路を歩く
 日曜美術館で唐招提寺が取り上げられていました。でも、私は全く見ませんでした。奥さんは見ていたみたいで、特別な展示がある、という話でした。 毎年六月は、このお寺にとっては特別な時で、今年は5日、6日、7日の三日間だけ鑑真さんのお姿を公開したということでした。 私は、かなり昔、奈良国立博物館で見せていただいたことがありましたけど、お寺の中で見せてもらったことはなかったのかもしれません。 年に三日だけ . . . 本文を読む