ムクドリは年がら年中町にいるけれど、他の鳥たち、スズメ、カラス、ツバメ、みんな子育てに忙しいから、ひょっとしてこのトリたちも、子育てをしているのかもしれない。そのわりにのん気だし、あまり一生懸命さはアピールしていません。好きなように飛んで、適当に休憩して、カップルでおしゃべりしていたり、脱力系のトリです。 でも、集団になると、ものすごい力があるというか、想像以上のエネルギーを発散するから、やる時 . . . 本文を読む
三重県にはかつて原発を建設しようという話がありました。 原発の候補地は、熊野灘に面したまわりをすべて山々に囲まれた、県の中心部から数十キロほど離れたところでした。漁村でもあったので、土地は推進派と反対派に二分され、小さなコミュニテイはズタズタにされたのではなかったかな。 何度も会議は持たれ、県の方たち、電力会社の人たち、中央から反対派を切り崩す人たちなど、いろんな嵐と利権とカネに見舞われたことで . . . 本文を読む
那須の黒はねと云ふ所に知る人あれば、これより野越(のごえ)にかゝりて直道(ぢかみち)をゆかんとす。遥(はる)かに一村を見かけて行くに、雨降り日暮る。農夫の家に一夜をかりて、明くればまた野中(のなか)を行く。 那須の黒羽というところに訪ねて行きたい人がおりました。俳諧の世界についてともに語りたい人たちでした。 そこに行くためには、野原の中を越えていかねばならず、道は少し不案内でした。 人里を求めて . . . 本文を読む
第一巻の最初のところから書き写してきました。★ 新十津川物語 川村たかし 十津川郷は奈良県の五分の一を占める。ほぼ琵琶湖の広さだ。村内には、千メートルをこえる山やまが六十以上も連なっていた。谷はけわしいVの字になり、人家は斜面にかろうじてへばりついている。谷底を深ぶかと澄明な水が走っていた。晴れた日は一日じゅう、川をいかだが流れた。長い道のりだから、いかだは何組かにこぎつかれて南のほう、新宮へ . . . 本文を読む
昨日の空でした。昨日は、散歩に出かけたんでした。余裕がありました。 今日は、そんな余裕がありませんでした。今、ほんの少しだけ仮眠したけれど、寝方が悪かったのか、首が痛くなりました。うつ伏せで寝ていたようです。まるで倒れた人のように、バタリと倒れていた。それで、奥さんがお風呂に入ったのをきっかけによみがえり、少しだけブログしようとしています。 といっても、空の写真を貼り付けるだけです。これは、何日 . . . 本文を読む
今日、久しぶりにお休みでした。 でも、庭仕事もしない。お片付けもしない。お出かけもしない。本は少しだけ読んだ。でも、すぐにヒルネしてしまった。お買い物は少しだけ行った。 そんな、とんでもない一日でした。やる気はありました。でも、外に出たら、何だかだるいし、外は明るいのに、変にくもっていました。 奥さんは早速調べてくれて、東海地方にはPM2.5が非常に多いというオレンジ色に染まっていました。 そう . . . 本文を読む
折りから、竈(かまど)のうちが、ぱちぱちと鳴って、赤い火がさっと風を起して一尺あまり吹き出す。「さあ、おあたり。さぞ御寒かろ」と云う。軒端(のきばた)を見ると青い煙りが、突き当って崩れながらに、微(かす)かな痕(あと)をまだ板庇(いたびさし)にからんでいる。「ああ、好いい心持ちだ、御蔭(おかげ)で生き返った」「いい具合に雨も晴れました。そら天狗巌(てんぐいわ)が見え出しました」 逡巡(しゅんじゅ . . . 本文を読む
全部で十巻もあるうちの、ほんの数十ページしか読んでないのに、記事を書こうとしています。いつもながらムチャしますね。 でも、この本を取り上げたことを書いておきたいと思うのです。 もう二十年以上前のヒット作です。NHKのドラマにもなりました。小林綾子ちゃんも出ていたのかなあ、調べないとわからないけど、出てたのではないかな。 何週間か前に、NHKの「ブラタモリ」で二回にわたって熊野を取り上げてもらいま . . . 本文を読む
近ごろは、ジイサン生活なので、ひとりでに目が覚めます。家族はもっと寝ていたらというのに、起きなきゃ気が済まないので、起きます。 これからどんどんジイサン度は高まると思うので、もうわがまま放題でやっていくしかありません。 起きたら、テレビも見ないで(テレビなんか大嫌い!)、いつもの朝のあれこれをするだけだし、もし見たとしてもNHKさまを見させてもらっていることが多いのです。 でも、浮気して日テレ系 . . . 本文を読む
夏みかんの花が咲いていました。今真っ盛りでした。そうか、温州ミカンも、夏みかんも花は、今ごろ咲くんですね。知らなかった。夏みかんは、花が咲いた今ごろが収穫時というのを妻が言っていましたけど、そういう思った花付きのミカンも売っていたけど、もう待ちきれなくて、温州ミカンがいなくなったら、すぐに夏みかんを買っちゃいます。ガツガツ食べてしまう。 幸い、八朔とか、清見とか、河内晩柑とか、それはもうたくさん . . . 本文を読む
* わが半生私は随分苦労して来た。それがどうした苦労であったか、語ろうなぞとはつゆさえ思わぬ。またその苦労が果たして価値のあったものかなかったものか、そんなことなぞ考えてもみぬ。とにかく私は苦労して来た。苦労して来たことであった! そんなふうに言える人がいます。なかなか人前で言えることではありません。詩の中だから言えることなのかもしれない。 でも、それにはどんな事実が隠されているのか、ボンクラな . . . 本文を読む
日光はまだつづいていました。四月一日の記述でした。 一緒に付き従っている曽良さんのことをもう少し詳しく語っています。書くことが特にないとき、一緒に旅している人のことを書くというのは鉄則です。 とりあえず旅は続く。それを読者に読ませるため、作者の語る出来事もさることながら、旅の仲間は、何を思い、何をしてくれたのか、それが旅のにぎわいになるわけです。 しかも、曽良さんは、今回の旅に合わせてお坊さん . . . 本文を読む
48【虎は死して皮を残し、人は死して( )を残す】……虎は死後も皮となって珍重され、人は死後に残した○誉や功績などで評価される。→人生の一つの目標! 虎は皮を利用するために殺されたのか、それとも単純に悪さをするから人から嫌われたのか、とにかく、あんな大きな生き物が森の中にいるなんて、中国って、すごいですね。でも、西側では乾燥 . . . 本文を読む
今日は、くもりでした。朝から晴れると思ったのに、雨も落ちてきたりしました。 なあんだ、つまらない。久々のお休みだったのに、近所にお買い物に出かけたくらいで、たいしたことはしませんでした。 朝ゴハンの前に、庭仕事をしようと少しだけ外にも出ましたけど、もう蚊に襲われることが当たり前になりました。 夏なんですね。 フジの花も、もう終わってしまいました。ツツジも、シャクナゲも、たいて終わりました。これか . . . 本文を読む
今朝は、四時くらいから何度も目が覚めました。その度に、イヤまだまだと二度寝、三度寝を繰り返し、とうとう五時過ぎにあきらめて、起きることにしました。 最初にやったのは、250円でほんの少しだけ、小さいサクランボを買っていて、もう一週間くらい放置していたものを、ジャムにしようとずっと考えていて、チャンス到来と、家族が寝ているにもかかわらず、ジャムをつくることにしたのです。 タネは、煮込んでいるうちに . . . 本文を読む