甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

さんげさんげ、六根清浄

2023年07月22日 04時55分19秒 | つれづれな人々
 半世紀近く前、富士山に登りました。弾丸登山でした。今から考えると、危なっかしいことでした。河口湖駅まで最終便で行き、そこで一晩過ごして、朝一番のバスに乗り、寝ぼけながら五合目から歩きだして、ほとんど寝てないのに山頂にたどり着き、フラフラになりながら家に帰ったのでした。 帰ったら、すぐに寝たんでしょう。まだ若かったから、そして、一緒に登った仲間がいたから、ひとりだとくじけたと思うけれど、みんなが呼 . . . 本文を読む

ダイコン侍活躍す!

2023年07月16日 06時17分08秒 | つれづれな人々
 不思議なエヒソードって、たまにはあるんですけど、「徒然草」ではないというのか、こんな話があるからツレヅレグサだというべきなのか、不思議な話があります。第68段で、仁和寺シリーズのあとに出てきます。 筑紫に、なにがしの押領使(おうりょうし)などいふやうなるもののありけるが、土大根(つちおおね)を万(よろず)にいみじき薬とて、朝ごとに二つづつ焼きて食ひける事、年久しくなりぬ。 筑紫に、何々の押領使( . . . 本文を読む

兼好法師とはどんな人?

2021年06月05日 05時47分00秒 | つれづれな人々
 何日か前、中公新書の「兼好法師」という本を買いました。著者は小川剛生さんという方で、慶応大学の先生をされています。 小川先生は国文学の方だから、古文書をスラスラ読んでしまえるみたいで、横浜の金沢文庫にある手紙を写経などに再利用したゴミ文書から、手紙を解読し、その中で浮かび上がる兼好像を取り上げていました。 断片を解読し、それぞれを年代に振り分け、誰から誰への書状なのかを判別し、当時の人間関係も解 . . . 本文を読む

シンプルライフ、好き? キライ? あこがれはあります!

2020年07月29日 22時53分52秒 | つれづれな人々
 中国の歴史とことばで触れた人たちなんですけど、『徒然草』で兼好さんも書いてるから、つれづれなる人々というところにも書いておきます。 唐土(もろこし)に許由(きょゆう)といひける人は、さらに、身にしたがへる貯(たくわ)へもなくて、水をも手して捧(ささ)げて飲みけるを見て、なりひさこといふ物を人の得させたりければ、ある時、木の枝にかけたりけるが、風に吹かれて鳴りけるを、かしかましとて捨てつ。また手に . . . 本文を読む

殺生をする法師、ああ恐ろしい! 

2020年07月26日 16時21分28秒 | つれづれな人々
 たまたま「徒然草」をめくっていたら、こんなエピソードを見つけました。前に読んだ時は、ことばを探していましたので、変な話なんかは通り過ごしていたのかもしれません。 今改めて読んでみて、今の目で見れば確かにひどいんですけど、今もそんなに変わらないなと、本当に兼好さんじゃないけれど、「あやしうこそものぐるほしけれ」という気分になってきます。 お坊さんだから殺生しないというわけではないし、警察官だから犯 . . . 本文を読む